第2979話 虹色の蜘蛛

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22 :本当にあった怖い名無し:2012/12/12(水) 01:21:48.66 ID:Lv+zZluH0
じゃあ俺も思い出したから投下

小さい頃はよく祖父母の家にお泊りに行ってたんだ
昔その辺りは炭鉱で栄えていたんだけど、今はもう閉山してしまってド田舎
小学校に入る前だから4,5歳のことだっただろうか
ちょうど寝る前に敷布団の下へと潜っていく虹色の蜘蛛を見たんだ
記憶がもう定かではないけど5cm以上あったように思う
祖父もその場にいたんだけれど、何も見ていないと言う

でも、昔炭鉱夫として働いていた祖父も同じ虹色の蜘蛛を見たことがあるようだった
それは炭鉱で落盤事故があって坑道に閉じ込められた時だったらしい
祖父は暗い中で虹色の蜘蛛を発見して一人ふらっと付いていった
でも、そこで再び天井が崩れて祖父は腰を負傷、動けなくなってしまった
同じく坑道に閉じ込められたものの、動ける人達は救助を求めて隙間から地上向かったそうだ
そのまま半日ほど待っていると祖父のもとに救助が来た
助かったのは祖父を含めて怪我で動けなかった2人のみ
先に脱出を試みた人達は後日、岩の下敷きになって発見されたそうな

自分も祖父も1回きりでそのあとは見ていない
その土地に伝わる守り神的な何かだったのだろうか…

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『第2979話 虹色の蜘蛛』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/12/17(月) 17:46:42 ID:61021e915

    毛並みの良い黒猫とか、
    体に黒く細かい起毛が沢山生えている生き物が動くと、
    光を反射して虹のような光沢に見える事が有る。

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/12/18(火) 13:20:11 ID:9ef183420

    光の加減だとしても事実それで助かったんだしね。
    大切にすればいいと思う

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/12/18(火) 14:19:41 ID:b8814b768

    炭鉱内だしなぁ