第3348話 壁の穴

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768 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/08(日) 05:38:18.58 ID:v+XbLSvs0.net
小学校低学年時の話を自分なりに纏めたんだけどちょっと長くなる
そして日本語力がないので最初にあやまっとくゴメン

当時アパートに住んでたんだけど何時も同じ夢?を見てた
小学生は寝るの基本早いのでご飯食べて20~21時には寝てる

んで、こっそり起きだして両親が起きてる横(玄関のすぐ横にテーブルがあって、大体そこで
喋ったりしてるので実質ほぼ真後)を見つからないように身を屈めて通り抜ける
ドアの鍵がガチャンッて音立てても気付かれなかったから、隠密スキルやべぇって当時思い込んでた
時間は22~24時の間、なぜかこの時間帯だったのは覚えてる

玄関を出ると右側にこう、ちょっと荷物を置けるようになってる通路終わり?
みたいなとこがあったんだけど、その壁に穴があるんだよね
黒い穴なんだけどイメージとしては緑。。濃くて暗い苔みたいな

769 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/08(日) 05:38:57.32 ID:v+XbLSvs0.net
最初ははっきりは覚えてないんだけど、なんか白い小さいのに呼ばれてそこに入った気がする
わりかしちゃんと記憶?があるのは
もう、毎夜のようにそこに行くのが当たり前になってた辺りのがぽつぽつかな
その穴に入ると、暗いけど明るい、なんて言うのか、闇が深くて全体像がどんなのかはわからんけど
なぜか見えるから怖くはないみたいな感じのトンネルらしきものを滑り落ちていく
ジェットコースターみたいに滑り落ちてるって感覚はあるんだけど、体感として風とかGなんかはない不思議
子供の体感時間の話だから全くあてにならないけど、すぐ着く事もあったし中々つかないこともあった

んで、着いた先にある中で一番覚えてるのはとにかくでっっっかい木!
大きくて背が高くて上の方は見えないレベルで上の方はその木の葉部分?と闇が一体化してて
その空間自体をその木が支えてるって印象

そこで何してたかというとおしゃべり
行った時に、その木が凄く優しくいらっしゃいって言ってくれるからそこに行くのが楽しみだった
行ったらまず、木や他の動物みたいな人語を喋る何かしらが優しく迎えてくれて
座る場所をまず用意してくれるのね
そしたら座って良いんだってなって、その日あった学校のこととか不満とかをグダグダ喋ったり、遊んだり
楽しそうに話を聞いてくれるからそこに行くのが本当に楽しみで
椅子?は木の根かな?何か跳ねて遊べる柔らかさでトランポリンみたいにして遊んでもらった

770 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/08(日) 05:39:50.13 ID:v+XbLSvs0.net
そこによく行ってた期間はたぶん半年~1年
昼間穴を探してもないから、なんで?って聞いたら夜しか来れないんだよ的な事を言われた
あと、親に軽く話したら言っちゃダメみたいな事も言われた気がする
とにかく楽しかったって気持ちが残ってる

そんな楽しい時にも終わりが来る たぶん小二とかぐらい
ある日いつもの会話の中で
お金が欲しい、そしたら欲しいものが買えるし両親も仲良くなるのにみたいな事を言ったんだよね、たぶん
とにかくその日はなんでか猛烈にお金が欲しいって欲求がすごくて

唐突になんでだよって話だけどたま~にその木が欲しいものはない?って聞いてくれるわけさ
毎回じゃないし、他の日になんて答えてたのかは覚えてないけど
その日の事はわりとはっきり覚えてて、それまで楽しい雰囲気だったのが一瞬で凍りついたって幼心に感じた
みんな笑顔だったのが、すごく悲しい顔になったんだよね
で、その日は暫くしてから解散

771 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/08(日) 06:14:05.83 ID:v+XbLSvs0.net
その後、頻度が大分空きながらも2~3回はいったと思う
けど、前みたいな空気感じゃなくて漠然と自分が何か悪い事したんだと思った
んでそれはお金の話だったんだとも
こっちは久しぶりに会えて大はしゃぎなんだけど向こうは若干よそよそしい的な
最後に行った時にやんわりともう此処には来れないって言われて悲しくてギャン泣きした

当時も忘れたり思い出したりをしてたと思う
唐突に思い出してその通路どまりのところで穴を探して母親になにしてんの?っていわれたり
でも暫くしたらなぜか気にならなくって別の事したり
それからも性懲りもなく夜中起きだしては穴の所に行ったんだけど入れなかった
その頃の穴からは悲しみを感じたなぁ 悲しいけど入れてあげられないよ、みたいな
何度も何度もチャレンジしたけど暫くしたらその穴もなくなってて
その穴に入れることは二度となかった

772 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/08(日) 06:14:45.09 ID:v+XbLSvs0.net
その当時感じた事としては、入り口はあるのにもう行けないんだなってことと
別のところにその穴が移動したんだな的な事を感じてた気がする
ン十年前の話だから色々曖昧なうえにもっと読みやすくできないかと思ったけど
これ以上どこに手を入れていいかわからん スマン
上でもちょっと書いたけど、当時親が不仲だったから夢で現実逃避とか妄想だったのかも、とも思うんだけど
私としての感覚は夢を見てたってよりは幽体離脱して遊びに行ってたって感じでした
駄文&連投スマソ

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『第3348話 壁の穴』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/09(月) 15:47:36 ID:88e8074ee

    欲しい物はって聞かれて正直に答えたら出禁とはな

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/09(月) 17:44:10 ID:da02e0629

    お金って欲望の塊だからね、怨念とか負の感情ももれなくついてくる。
    汚いものはその世界に持ち込めなかったんだろう。
    それを小2に理解できるはずもなかろうし、現実世界ではどうしたって生きていくのに必要なものだから致し方ないことだけど。
    本人が意図しないところで現世の柵に毒されて追放されてしまったんだから、可哀想だよね。

    つか、その世界も結局はエゴまみれで偽善に満ちた厭らしい世界だけどな。

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/09(月) 18:44:20 ID:d611c752b

    確認したいんですけど、夜中になると、人が入れるくらいの穴が、その壁に開いていたということ?
    「玄関を出ると」ということは、その壁は家の外壁?
    そして、最初は自覚していなかったけれど、毎夜自分がそこに行っていることを自覚した辺りから、記憶がはっきりしてきたと。
    読解力なくてすみません。
    全然関係ないけど、子どもの頃真夜中に起き出して、冷蔵庫から味塩つまみ食いしてたのを思い出しました。

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/09(月) 22:08:35 ID:3f062b12a

    不思議な話だねえ。どこに行ってたんだろうねえ。

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/09(月) 23:24:00 ID:746638510

    お金を貰う、報酬的な対価を手にするって事が
    純真みたいなモノとの決別なのだろうか?

    子供向け番組の合間にもCMが入る、
    お手伝いとかでお小遣いをあげる、
    お菓子やおもちゃを自分で買う…

    誰でも何とは無しにやってしまう初体験が
    引き換えに何かもっと貴重な世界との
    永遠の決別なのだとしたら
    ちょっと寂しいな。

  6. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/10(火) 09:20:31 ID:288491335

    お金というのは価値交換媒体という概念が与えられて、初めてお金足りえる訳で……。
    大きな木が言った『欲しい物』というのは、もしかしたらこっちの世界の物じゃなくて、大きな木の世界の物
    の中で何が欲しい?と聞いたのかも。
    子供だったから世界の括りが曖昧で、『欲しい物』という単語に意識が寄っちゃってて聞き逃したのかな。

  7. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/10(火) 10:04:58 ID:8c40eb051

    オコッホかウカッホだっけ?幽体離脱して宇宙に出て宇宙人とお話してた人。それと同じなんじゃ?

  8. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/10(火) 12:06:00 ID:604803a88

    どんな人であれ肉体をもって暮らしてゆくには多かれ少なかれお金と関わりをもつもん
    せつないなぁ

  9. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/11(水) 06:56:50 ID:41d1bb1c8

    面白い、素晴らしい。
    多分、土地神なのたろう。
    これを読んでる方で、どこかの大学の映研に所属している方。
    映像化してくれませんか?

  10. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/12(木) 13:52:55 ID:7e54156f6

    お金ってやっぱ必要以上には求めちゃいけんのだな

  11. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/13(金) 11:13:17 ID:702c5ba6d

    報告者が純粋な子供だったから、その世界に行けたし歓迎して貰えた。お金の話をした時、負の感情を感じたと同時に、報告者の心が大人に近付いた事にも要因が?
    とか考えたけれど、報告者が当時小さな小学生だしなあ。お金云々も私利私欲とは言えなくもないけれど微妙に違うし、汚い感情で言ったわけでもないしなあ。
    それにしても今まで仲良くしていた子供に対して冷たいね。もっと穏やかにサヨナラしろよなー。

  12. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/13(金) 11:15:39 ID:c9500cd76

    子供は5歳くらいまでは神様のものだかなんちゃらって聞いたことがあるが
    そのころまではそういう神秘的なチャンネルが繋がりやすいのかも
    純真さを失った?から行けなくなったんだね

  13. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/14(土) 14:16:47 ID:d152edc4a

    買いたい物があるとか両親に仲良くして欲しいってことなら、「お前が必要としてるのは金じゃないだろ」とは言われるかもね

  14. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/17(火) 20:03:54 ID:2dab68075

    その世界には、『お金は無かった』んだろ。
    そーゆう世界だったんだよ、
    そーゆう事だ。
    生きてく世界が違ってたんだ。仕方ない。

  15. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/02/17(火) 23:53:49 ID:ed3719609

    根掘り葉掘り尋ねられるとか、バカにされるんならわかるが、その世界にない物の話をすると悲しい顔されたり締め出されたりするの?訳が解らないな

  16. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/03/20(金) 02:50:19 ID:1c33aecf4

    お前らこの文章最後まで読めたの?ごいごいすー!だな

  17. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/03/30(月) 18:51:51 ID:cd3c93eb0

    読んだかんじだと幽体離脱っぽいね
    その世界いまもどっかで寂しい子供を招待してんのかな

  18. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/04/16(木) 08:40:48 ID:e71be0a60

    なんかナルニア国物語を思い浮かべてしまった

    流石にアスランはお金の話しただけでその世界から締め出すような奴じゃないけど…

  19. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/07/12(日) 08:07:26 ID:f23cc6c04

    壁の穴と言ったらスパゲティだよね

  20. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/07/19(火) 00:31:16 ID:03b721ed0

    面白いな、この人が男なのか女なのか、それも気になる

  21. 名前:名無しんこ 投稿日:2016/10/06(木) 21:24:52 ID:ab5dcdea2

    こっちの世界では綺麗事いってもお金は生きていくために必要だしな
    お金は必要ないとかいって働かないで入れば税金の滞納とかいって差し押さえくらうし
    逆に向こうの世界でずっといたら、帰ってこれなくなっていたんじゃないか。

  22. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/10/27(木) 08:15:50 ID:d5a27fae0

    お金の事をいったらよそよそしくなる世界ってのもな、、、

  23. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2017/10/31(火) 01:46:14 ID:056073d82

    >当時親が不仲だったから夢で現実逃避とか妄想だったのかも

    これやな。

  24. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2018/07/25(水) 20:21:42 ID:6cff3a7be

    最期らへん みんなが余所余所しくなるのが何とも切ない。

  25. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2019/09/29(日) 02:50:54 ID:fc13e0814

    向こうが拒絶したのではない、実は投稿主から離れていったのだ。なんてね。

  26. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2021/09/06(月) 06:35:58 ID:79d751549

    なんか切ない