第2952話 煙の塊

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389 :本当にあった怖い名無し:2012/11/07(水) 02:53:24.76 ID:mD88qc1kO
13年前の話。
祖父が亡くなって、半年後の初盆のとき。
前日から祖父宅に泊まっていた私は親戚が来るのを待っていた。
その土地の風習なのかは分からないけど、初盆のときは縁側でお線香を1本焚いていた。
普段仏壇に置いてある線香鉢を、窓を全開にした縁側に置いておくだけ。(編み戸なし)
暇だな、早く誰か来ないかなと思いながら何と無く線香から出る煙りを見ていた。
無風だったので線香の煙りは真っすぐ上っていくだけ。
しばらく見ていたら真っすぐ上っていく煙りの上側に、拳大くらいの煙りの塊が出来た。
え?無風なのに?何?と思っていたらその煙りの塊は家の中に入ってきた。
私は煙りの塊に触れたいと思ったけど、なんとなく触ってはいけない気がして見ていた。
煙りの塊はフワフワと仏壇に向かって飛んでいき、仏壇の中央に吸い込まれていった。
祖父が帰ってきたのかな?
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『第2952話 煙の塊』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/11/07(水) 12:03:36 ID:1d57f358a

    「百鬼夜行抄」で、霊感ナシの人間に妖の姿を見せるのに、タバコの煙を使って形を見せる、って下りがあった。お祖父さまだったんじゃないのかなぁ。お線香の煙は道しるべ、とも聞くので、向こう側のかたたちからは見えやすく使いやすいのかもしれない。

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/11/08(木) 15:31:22 ID:dfd2bb715

    おもしろいなぁ
    零感だから見せてもらいたい!

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/11/27(火) 12:39:43 ID:60661f0da

    あ、うち線香ないけど床に煙の塊みたいな小さくて白いの落ちてた。
    ケサランパラサンの仲間かと思って見てたら、飼い猫が(恐らく)食べてしまった。

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/12/02(日) 16:16:10 ID:6f62dc10f

    ⬆そういえば、2012年のお盆の日の朝に、アパートの階段の下で、煙りみたいな白っぽくて小さい塊見た。
    大きさは直径6センチ くらい。
    くるくる回転しながら移動してたから、つむじ風??とも思ったけど、回転の仕方がヘン。
    つむじ風は縦軸に巻くみたいに回転するけど
    ソレは、でんぐり返しする見たいに水平軸に回転しながら道路に出て行った。
    お盆の帰省中だったのかな。