第707話 ドッペルゲンガー(6)

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736 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/01/19(木) 01:01:18 ID:UojMJRJf0
今から10年程前の事ですが、当時俺が付き合っていた彼女を
自宅まで車で送り、帰宅して俺の自宅前に車を一旦置いて、
煙草をきらしていたので直ぐ側の自販機へ買いに行き揚々と
して戻ると、袋小路となった自宅前に停めてある車と距離として
10m近づくと、助手席に人影が見えるのです。

そこに乗っていたのは紛れも無く、経った今送ってきた彼女の
後姿でした。足癖の悪い彼女がいつもそうするように、ダッシュ
ボードの上に足を上げて、後ろ手を組んだ姿勢であることも
はっきりと見えました。瞬間は何の違和感も感じず送った事も
忘れ車へもう一歩近づこうとした時に、周りの喧騒が消え空気
が変わり、視界が赤いモヤがかったようになり、思考が混乱して
コンマ何秒かで背筋が寒くなるのを感じました。

また長くなってしまいました。分けますね。

738 :736の続き[sage] :2006/01/19(木) 01:19:28 ID:UojMJRJf0
俺は身体が硬直してそこを動けなくなり、視界の先の彼女
らしき後姿を凝視していました。
先程会っていた時と違うワンピース姿でしたが、俺がプレゼント
したばかりのお気に入りのワンピースだと直ぐ解りました。
足を揺すり俺を待つ姿はまさに彼女そのもので、俺は兎に角
この場を離れなくてはと、必死の思いで震える足で向きを変え
て人通りのある道まで、後ろを振り返らず歩きました。

すると街の喧騒が元に戻り聞こえてきたので、我に返り慌てて
彼女の身の危険を感じ電話すると、直ぐに彼女は電話に出て
「もう着いたの~」と普段通りの声で話しかけてきました。
今起きた事を彼女には話さず、何事も無くほっとして早々に
電話を切り、もう一度意を決して車へ戻るとそこに彼女の姿は
もうありませんでした。
後日彼女にこの出来事を怖がらないよう注意して話すと、
その時はきっとバイトなんか休んで、もっと一緒に居たかったなぁ~
なんて考えてたかもと言っておりました。

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『第707話 ドッペルゲンガー(6)』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/28(土) 11:23:00 ID:77de1580f

    っていうか明らかに女がDQNです

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/10/13(土) 13:27:00 ID:39eb385b7

    ダッシュボードに足上げんなよ、しかもスカートで

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/09/20(土) 15:56:00 ID:41a609fda

    こんなDQNの分身は勘弁だな

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/03/06(金) 20:01:00 ID:58c7c8c5e

    ダッシュボードに足を挙げる女なんて最低だな。

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/07/07(火) 18:07:00 ID:9f467d685

    行儀悪いね~オッサンじゃないんだから。ドッペルってより生き霊じゃない?

  6. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/06/30(水) 01:05:00 ID:7e75d1ebf

    女の立場からしたら、気持ちはよく分かるけどね。確かに行儀は良くないけどw

  7. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/08/17(火) 01:18:49 ID:3f4aa244e

    まぁ確かにDQNだなぁと思ったけど、最後の彼女さんの言葉は可愛いね。私も彼氏のところに生霊として出て行ってしまってるかもと思った。

  8. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/05/18(水) 19:04:37 ID:4dc1d2d8f

    いいじゃないの。愛されてるって感じがするぞ