第1176話 沖縄にて

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
619 :沖縄にて1[sage] :2008/07/11(金) 13:55:40 ID:6EB8cn3O0
沖縄サミットがあった年の話です。
私は、沖縄の格安ツアーを見つけ主人と二人分を申し込みました。
ワクワクで出発日を待っているとある夜、夢を見ました。

私は7歳位の日本人の女の子でおかっぱ頭、外国人一家の家に遊びに来ています。
私以外は金髪の碧眼の家族で、姉弟と遊んでいました。
少女は9歳程で金髪が肩下まであり、かわいいピンクのワンピース姿。
男の子は5歳で白いシャツにグレイのショートパンツ、サスペンダー。
その家は、全面が濃紺の壁紙で天井が高く、夢の中の日本人女の子の感覚では
裕福な家で、システムキッチンを初めて見て驚いていました。
全てがピカピカの2LDKの家は、15畳はある広いリビングに繋がった6畳のキッチン
玄関ドアから入ってすぐ右側にの5畳程の子供部屋、子供部屋の隣に8畳の主寝室です。
リビングから寝室の壁を見ると、時々青い壁ユラユラと揺れて、和風の床の間が見えたりします。
変だなぁ、と思っていますが固い青い壁の時もあります。
その家で遊んでいると、夜遅くなり泊まっていけば?と言われ私はその家に泊まる事に
なりました。
金髪の少女に母親が子供部屋の2つのベットで3人で寝なさい。と言いました。
少女はOK.と言うと、私を子供部屋に連れていきベットサイド横のライトを付けて英語で
で話かけてきます。私はあまり理解出来ずにいますが何やら居心地が悪いのです。
少女の表情、イントネーションは怒っています。私をベットの上に座らせて、部屋奥のクローゼット
から、ごそごそと何かを持ち出してきました。
横を見ると、5歳の弟は隣のベットで丸くなっています。窓は一つもありません。
少女もベットに上がってきて私に見せたのは、銀色のナイフでした。
残忍に笑い、私にナイフを見せてきます。私はもの凄く怯えて声が出ません。
身をよじって逃げようとしますが、背はベットヘッドにあたりそれ以上は逃げられません。
ナイフにテーブルライトの光が反射して光った瞬間、私は暗闇の中で痛みだけ
しか感じられませんでした。

目が覚めて、私は身体に痛む箇所が有る事に驚きながら彼氏に、こんな怖い夢を
見たよと話ました。話す事で、安心したかったのです。

620 :沖縄にて2[sage] :2008/07/11(金) 14:03:33 ID:6EB8cn3O0
沖縄ではサミット終了直後だったので警護が厳しくたくさんの警察官がいました。
それでも、リゾートホテルでの三日間を楽しみました。
四日目は那覇観光の為、市内の古いホテルにチェックイン、カウンターで名前をいいました。
カウンターでは、ホテルマンが予約表をみて頭を傾げて上司に「本当にいいのか?」と聞いているのです。
私はダブルブッキングか?!と不安になりながら、「しょうがないだろ。」と答えているので部屋は有るんだ
良かった。とホッとしました。
壁には、このホテルは以前はアメリカ軍の将校用の住居として使用されていた。と書かれています。
軍人には見えないチョビヒゲメガネのアメリカ男性の写真と英文の手紙、手書きのサインも飾られていました。
私は、へーだから天井が高いんだー。外国ぽいもんなぁと気楽に考えていました。
レンタカー付き格安ツアーですから、ホテルのグレードはあまり期待してはいませんでしたが、なぜか
私達は一般客室のより上のファミリースィートの部屋でした。
多くの他国の客とエレベータに乗り、多くの客が一般客室の階で降りていきました。
私はなんといってもスィートに泊まるなんて初めてです。うきうきしていました。
エレベーターがチンッとなってドアが開くと、今までの騒がしさは無くシーンとした廊下。
私たちは荷物を持って、自分たちの部屋の鍵を開け、ドアを開けました。
621 :沖縄にて3[sage] :2008/07/11(金) 14:08:12 ID:6EB8cn3O0
私は部屋に入った瞬間、全身に鳥肌が立ちました。窓があるのに部屋が凄く暗いのです。
全面壁が濃紺の古い壁紙で、システムキッチンまで付いていました。
コンドミニアムだねと言いながらも、ここに来た事あるとデジャヴを感じました。
しかし何かが違う。でも何が違うかわかりません。
なぜ、こんな古くて気味の悪い壁色の部屋に来た事が有るんだろう??と思っていると
あっ!と夢の事を思い出していました。
私は、夢の主寝室が今は和室に変っている以外は夢のままと理解出来ると、怖くても確かめなくてはいけないと思いました。
ここに一晩泊まる訳ですし、部屋の交換を希望してもまさか怖い夢を見たから、なんて言えません。
子供部屋が有るかはまだ確認していませんでした。
私たちは、あまりの気味の悪さに言葉少なくなってしまいました。
主人は部屋中を見渡し、『無意味に広いな。ここってさ………..気持ち悪いよ。』と話しかけてきます。

私は主人の言葉に答えず、玄関ドアまで戻りました。
やっぱり、玄関の右側にドアがあります。(無ければいいのにと思っていました。)
夢の中では、子供用の小さめのベットが二つ置かれていました。
あれは窓の無い子供部屋でした、怖くてドアを開ける勇気が持てません。
彼氏が、青い顔をして私の後ろに立ち、無言でいます。
なんとか勇気をふりしぼってドアノブを廻すと、同じ位置に小型のベットが二つ置かれていました。
私は悲鳴を上げそうになり、口に丸めた拳を押し込む様にして悲鳴をつぶしました。
ナイフを持ち出したあのクローゼットは無くなっていました。
残忍な少女の笑いを今も忘れる事が出来ません。

あれは本当に不可解な体験でした。
超長文スマソ。

※旅行当時は彼氏で、今は主人です。要所で呼び名が違ってました。ゴメンゴ

624 :沖縄にて[sage] :2008/07/11(金) 16:28:54 ID:6EB8cn3O0
>>623
嫌々ながら泊まりました。主人は部屋を代えてもらおう。と
言ってくれましたが、理由が思いつきませんでした。
(怖い夢を見たから部屋を代えて欲しいとはね…。)
昼も夜も電気をつけて寝ました。
異空間な感じでしたよ、部屋の中の距離感とか居場所が無い感じがしました。
何にも無かったのか?との事ですが、私も怯えてましたが少女に襲われる事も無かったです。
私には夢との一致だけで十分です。ビシビシバシバシとラップ音はなってました。

こんな不可解な事が時々あります。

627 :沖縄にて[sage] :2008/07/11(金) 17:11:05 ID:6EB8cn3O0
>>625
毎日、ラップ音と暮らしてますよ。ほぼ冷蔵庫でなってます。
前世!思い当たる節があるんです。

>>626
前世!!少し思い当たる節が…。思いつかなかった。
こんな事を書いてアレな人だと思わないでくださいね。
私、霊感らしきモノが出てきまして前世みたいな物をいくつか見た事があります。
大体、そんな映像を見るのは起きている時で前世で縁があった人と話して
いる時に突然見せられます。
20の時に付き合っていた男性は、私と同じ映像を見てパニくって、私の
両肩を持って『今、俺に何をした!』と言いながらガクガク揺さぶるんですよ。
私は映像より、パニくった元カレの方が怖かった orz

いくつか前世らしい物を見てるんですが、大体早死になんですよ。
戦死とか投獄死とか。
金髪少女に刺されたのも前世なら、共通点としては早死にですかね。
でも、近代の話だから何かの記憶を見てしまうのかなとも思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

『第1176話 沖縄にて』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/10/12(月) 02:00:00 ID:dc25d1e56

    こわいよー

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/11/16(月) 08:45:00 ID:f2937b4f0

    ホテルマンの対応とか、いわくつきっぽいな。問い詰めれば部屋変えてもらえたかも

  3. 名前:名無し 投稿日:2011/01/28(金) 11:25:31 ID:0c2c70104

    なにかの記憶っても死ぬ記憶ばかりじゃなあ…

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/08/31(金) 10:49:07 ID:318d83932

    夢、詳細まで覚え過ぎじゃね
    前世と絡んでるからか

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/05/02(金) 16:13:39 ID:e5a62ad2a

    何も言わずに変えて貰えるのに…