- 840 ：本当にあった怖い名無し[sage] ：2009/08/22(土) 11:15:39 ID:JHpsKCxWO
- 妖怪の話はココでいいのかな？父親の従兄弟がM町に一族を構えていて、父が子供の頃、M町で遊んでた出来事をよく語ってくれた。
M町の真ん中にM町と同じ名前のM川が流れていて、そこによく河童が現れていたらしい。
もう他界したが、父親の語る河童の話は妙にリアリティがあって面白かった。
例えば、河童は亀の様な甲羅があるわけではなく、背中がワニの鱗の様に硬いだけとか、
頭の皿は犬の鼻の様に粘膜質で、皿の周りの毛から水分補給してて、別に渇いても死なない。
ただ、渇くと全身が干からびて、皮がつっぱって、動きが悪くなる。頭の皿はそのバロメータに
なってるとか(河童にも親がいて、頭の皿が渇く前に水に戻れときつく言われてるらしい)、
河童は特有の平泳ぎのような泳ぎ方で、人間がクロールするより速い。
しかし、父達がクロールを河童に教えると更に速くなった。など、河童の身体の仕組みや
生態が事細かく伝わった。それはもう本当に河童と一緒に泳いだり、相撲を取った人間でないと
語れないようなリアリティ。で、俺も小6になって、父の作り話だと理解した頃の正月、親戚の家で呑んだ父が酔い覚ましに
散歩しようと誘ってきた。貰うモン貰って、オバサン達の相手にも飽きた俺は父親の誘いに乗った。散歩中、M川の橋の上で何かに気付いた父親が突然川の上流に向かって「おーい！おおーい！」と
叫んで手を振り始めた。橋の歩道には数名の人がいて、父の突然の奇行に立ち止まり、
父の見つめる川へ視線を落とした。俺も川を凝視する。すると、胸上くらいを水面から出した
人型の・・・河童が手を振り返してきたのだ。手には水掻き、頭は円形禿。絵でみる河童の姿。橋の上の人達も、若い人は「えー！何だアレ」、老婦人は「あら珍しい」みたいな反応。
本当にM川に河童がいたのだ。これは30年前の話。ちなみに俺は今、縁があって結婚してM町に住んでる。M町は夏に「がわっぱ(河童のこと)祭」と
いうのがある。 - 897 ：本当にあった怖い名無し[sage] ：2009/08/23(日) 02:26:22 ID:hFTfx9dsO
- レス頂いた皆さん、拙い文章を読んで戴きありがとうございます。
今日一日忙しくて、チビチビ書いてまして遅くなりました。
なんか空気読めなくてスイマセン。>>847-848
九州ですが、長崎ではありません。光回線も届いてない地域です。
(つーかM川が一級河川なので国土交通省の許可が下りないと工事出来ないらしい)>>850,854
思い出せる範囲で良いですか？
＜生態＞
・口は漫画にあるようなクチバシではなく、類人猿のような突き出た口に薄い唇。
・身体は臭くないが、微妙に泥のような臭い。口臭は臭い。
・嫌いな人間を攻撃する時は臭いネバネバした液を口から吐く。それは口臭をさらに濃くした臭い。
・顔をしかめるようにして鼻を絞れる。 ・尻尾がある。 ・目は釣り上がって瞼がある。
・目を見開いて歯を剥き出しにすることがあるが、それは怒って威嚇ではなく喜びの表情。
・歯は全部尖っている。鮫のような感じだとか。
・腕の関節が弱い。すぐに脱臼する。右腕を引っぱると左腕が縮むと言うのは迷信。
・寿命は30年くらい。9才でつがい(成人)になるらしい。人間の子供と遊ぶのは3～6才位
・成人した生体は人間の大人の身長より高い。
・雌成人は猿のような小さな乳房がある(哺乳類か？)
・皮膚はイルカのようなウエットスーツのような感じ。ヌルヌルしてない。
・色は黒と黄色を混ぜた感じ。ミドリでもないし、斑点もない。怪我や傷が残りやすい。
・力は強い。相撲は力技での寄り切り相撲。引き落としのような技巧系やサブミッションに弱い。
・走るのは遅い。息があがるとハァハァ言う(肺呼吸？) - 898 ：本当にあった怖い名無し[sage] ：2009/08/23(日) 02:31:38 ID:hFTfx9dsO
- ＜知能・文化＞
・食事は魚丸呑み。岩ゴケ、ススキやユリの根等を食べる。野草・キノコの知識は豊富。
・親、家族はいるが、3才以上は一人で食事。調理はしない。火を嫌がる。
・子供同士で遊んでも、親河童は人間に近寄ろうとはしない。遠くから頭だけ出して見てる。
・河童同士のコミュニケーションは不明だが、日本語は解る模様。話す時は接続詞がなく、
「俺、お前、相撲」「弟 生まれる」「俺 お前 これやる。これ 綺麗だ」という感じ。
・貸す借りると言う概念がない。苔を剥がす時、父が肥後守を「貸してやるよ」と渡すと、
「お前、俺、これやる」と言い、苔食った後、水中に持って帰った。翌日、上記の台詞で
ガラスか水晶か分からないが、ピンポン玉サイズの透明の玉をくれた。
・義理堅く、恨みは必ず晴らす。お返し、仕返しはキッチリする。
・尻子玉を抜くってのは迷信。転んで擦りむいた子供に、何か白い膜を張り付けると
2日で傷が治る。その子の傷が治ると何か寄越せと要求される。ギブアンドテイクの精神らしいw
・他にも不思議な医療術を使う。腹痛の子の弟が黒い石を渡され、兄に舐めさせろと言う。
兄に舐めさせたら翌日腹痛が治ったらしい。石は洗って再使用できた。もちろん後日要求あり。
・縄術に長けている。船着き場のロープを不思議な結び方で(幾何学模様のように)結んで、
誰も解けなかったのを2～3ヵ所引っ張って一瞬で解く。同じ感じで絡まったテグスでも解いた。
・魚の量を一族で管理してて、子供の釣りには寛容だが、大人の釣り人や投網には容赦しない。
そしてM川では釣り人や投網を打つ人はいなくなった。
・基本負けず嫌い。喧嘩になった事が何度かあったが、勝負は相撲・水泳・駆けっこ。
殴り合いの喧嘩をすれば、怪力なので子供なら下手すりゃ死ぬ。ネバネバも吐かないし紳士的。
・上記に年齢が何度か出てるが、実は正確な年齢・暦の概念はない。
「冬を何度越したか」が河童の年齢の基準。冬は餌が少なく寒さで彼等が死に易いから。
・河童の死体は干からびて小さくなる。水に浸かって死んだ場合は、他の水棲生物と同じく
分解される。死んだ者に対しての哀悼は無いが、親だけは子供が死ぬと悲しむ。 - 900 ：本当にあった怖い名無し[sage] ：2009/08/23(日) 02:33:13 ID:hFTfx9dsO
- ちなみに本日夕刻(昨日になったw)、俺自身が手を振る河童を見た橋からのショット。
当時は緑地帯はなく、川は狭く深く水量も多かったのを記憶してます。橋の欄干は当時のまま。
http://z.upup.be/?ZhdrkJXcfo
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『第1590話 父と河童』へのコメント
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日：2009/08/25(火) 13:31:00 ID：5a2316362
きっちり礼を要求ってのがおもろいww いい時代だったんだなー。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日：2009/08/26(水) 01:53:00 ID：0de80e8ee
生態が面白い。伝え聞く話よりリアルだ。見てみたいなぁ。
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おもろい～仲良くなりたい(^^)
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真贋はともかく、いい話だｗ
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日：2009/08/26(水) 17:19:00 ID：2192a9302
この世界と繋がっている別の世界でどうか生き残っていて欲しい
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うおー、河童の生態系、大事にしたい。
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河童に何かしてもらったらお礼何にしよう？
キュウリは食べるのか？悩む。 -
リアリティすぎる
カッパは本当にいるんだ -
創作だったらショックだと思うくらいリアル。河童の生態、勉強になる
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息が臭いことはよくわかった
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こういうのを待ってた
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ｴﾆｸﾞﾏｽﾚの醍醐味。
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これは残すべき！
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面白かった。引き出しが増えた。
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ためになったから
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なんだよ、河童いるんじゃん！
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M川では釣り人や投網を打つ人はいなくなった>>これは全くのでたらめだね。今もしているよ
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とても河童に繋がりがある町だと知っていました。リアリティがあって面白かったです。
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ハラショウ
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興味深い( ´ー｀)
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面白い。
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＠＠
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ぜひ会ってみたい
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腹痛の黒い石はクマノイかな？擦り傷の白い膜は卵の薄皮かも。いずれも九州にはない民間療法。
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自分も河童へのお礼は何がいいかなーとか考えたｗ会ってもないのにｗｗｗｗ
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うーん・・、これだけ内容があって、証拠とか何も無いのが腑に落ちない
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というか、、どんだけ記憶力いいんだ？
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何処だろう、かわっぱ祭りは愛知にもあるみたいだね
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名前:より： 投稿日：2010/11/15(月) 00:44:40 ID：90df7f31c
九州に一級河川は２つあります。熊本と佐賀です。がわっぱ祭りは長崎と熊本にあります。
どうやら、上記の場所は熊本の上益城郡御船町のことだと思います。ちょっと面白いと思ったことが・・・佐賀の一級河川に松浦川というのがありますが、その松浦川は伊万里市松浦町にあります。その松浦町から車で３０分程の所に山代町(伊万里市）があるのですが、そこに松浦一酒造というのがあり、かっぱのミイラが展示されていることで有名です。熊本も佐賀も同じ一級河川で、同じようにかっぱの話が言い伝えられています。もしかしたら、かっぱは一級河川に生息していたのでは？と・・・・ いつか一級河川を通ることがあったら、川を眺めてみます -
投稿者が河童を見たのは30年以上前。今はどうなっているのかな、気になる。
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おもれーｗ
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やっぱマジで居たんだなｗみんな魚みたいに解けちゃったのかなー？
人間は怖いからなぁ、今もどっかで生き続けていてほしい。 -
この記事をコメント含めじっくり読んで２、３時間後、テレビで松浦一酒造の河童のミイラが紹介されててちょっとびっくり。蔵の守り神としてとても大切に奉られているようですね。子宝に恵まれるご利益があるとか。
↓松浦一酒造のサイト
ttp://www.matsuuraichi.com/index.html -
うらやましい！
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上にもあったけど「自分だったら何をあげようか」ってやっぱ考えたｗ
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ワクワクする！
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真偽は別として久々に読んでてワクワクした
こんな広い見通しの良い川に住むのか…隠れやすいとしても狭い川はイヤなのかな -
御船町役場の近く、国道４４３号の橋
ストリートビューで見れますね -
川は綺麗にしとかなきゃな。
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妖怪とかでなく、本当に私たちと同じ様な次元で生きてんのかなあ。河童の全人口はどれくらいなんだろう。
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河童みたーい！
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河童一族には住みにくい世の中かもしれないけどどこかで人間と交流しながらいつまでも楽しく暮らしてて欲しい｡
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御船なら近いから見に行けそうだ。
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http://goo.gl/maps/MGNYm
確かにここだね -
時期がずれて、公開中に見れなかったけれど、
鹿児島には、博物館があって、それでカッパの手のミイラみたいなのが
保存されていて、公開されてたみたい。２０１１年のことです。父も九州で、カッパの人形が好きです。
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真面目に会いたい(´･_･`)
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本怖の猪川朱美の単行本にも河童の話があるから見てみれば。面白いよ。
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なんかいい話…
妖怪大好き -
水の中に持って行けるお礼って言ったら・・・・・野菜、五百円玉、定規、アクセサリーあたりか
魚は取れたてじゃないと不味いって文句つけてきそう
農薬とか添加物は嫌じゃないかね？洋菓子とかは油分が多いけど体質的にＯＫ？ -
筑後川でしょ
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もう少し長か文ば書いて小説にしてんない？
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神通川の河童が村人に「水が汚れて住みにくい、何とかしてくれんとここにはおれん･･」と言いに来たという話を聞いた
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俺は小学5年の頃、河童の死体見ました。
嘘じゃありません。
クチバシがあり、それに鼻の穴が空いてました。肌はカエルのような肌で、体長50センチくらいでした。マンガで見たような
河童でした。 -
＞筑後川でしょ
M川って言ってんじゃん
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水銀の汚染で住めなくなった、どうにかしてくれいってやつだね
角川版の松谷みよ子さん監修の日本民話シリーズにのってた -
私の母も九州のすごく田舎なのですが、高校生の頃に河童を見たと言っていました。
母が学校から帰ってるとき川の近くを通らなければいけなかったらしいのですがある日川にいたそうです。そしてパッと川の中に消えたそうです。母は、あれはどうみても人間には見えなかった、河童だと思うけどなぁ。と今だに言っていました。
私たち子どもがいるわけないじゃん！と笑うと怒るので、本当に見たんだなぁっと信じてはいます！笑 -
これは確実に熊本の御船町の御船川ですね！
超絶地元だし、ばあちゃん家のすごい近くて
いや〜懐かしい(*^^*)
今度地元に帰ったら早速行こう。お父さん(現46歳)が子供の頃つりに行ったときに同じく御船川でかっぱを見たことがあるそうです
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うん、御船だ！があっぱ祭り、来年の夏は行ってみるか。
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があーっぱ祭りなら出てくるけど、「だ！」って何なの
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御船だ！(確信)
があっぱ祭を観に～(次に続く文)
であって、
「御船だ！があっぱ祭」(祭のタイトル)
のつもりで書いてはいないかと…(^^ゞ
すげー！リアル河童！！