第1913話 柔術の達人

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
858 :本当にあった怖い名無し :2010/08/01(日) 03:23:54 ID:yijrwGOi0
私は子供の頃柔道を習っていました。
日本代表になった人もたまに指導に来るような道場で、それなりにレベルは高かったと思います。
そこに(この人もたまにですが)来ていた、当時十代半ばの小柄な人が、メチャメチャ強かった。
80㎏ちょっとある現役日本代表選手を、簡単に投げてしまう。
その人は60㎏に足らないくらい。
聞けば家が古い柔術を伝えていたらしく、物心つく前からやっていたらしい。
柔道場には自分のやってきた柔術の確認(?)のために来ていただけで、2年で飽きて来なくなりました。
大学は某日本最高の国立大学へ進んで、今は会社を設立しています。
いや何が不可解って、今でもてんで柔道の弱い私にとって、その(小柄な)体格、その若さでそこまで強くなれるのが、不可解。
しかも特に運動能力の高くない人だっただけに・・・・
887 :本当にあった怖い名無し :2010/08/02(月) 02:56:57 ID:j8JIjHXW0
>>859
漫画のキャラは大概美青年に描かれるけど、その人はオッサンみたいな外見でした。
書いてて気づいたけど、そう言えば途中で「高校合格した」なんて話が道場で出てるの聞いたから、
青年と言うより少年に近いものがあったんですね・・・・
私が子供だったから青年ってイメージ懐いてた。

>>860
柔道って何だかんだ言って力比べなんです。
当時「世界一の背負い投げ」と言われた選手がいて、しかしその人もパワー&スピードでした。
道場に来てた80㎏ちょいの日本代表選手が、その世界一氏のライバルで、(氏の)実像をよく話してくれました。
・・・・なんですが、ここで話した十代半ばの小柄な人は、ホントに全然力ずくでなく、速くもないんです。
「実は凄腕のゲーマーで動体視力が半端ない」という事もなく、
ゲームや色々やってるの見ても、動体視力や反射神経普通でした。
なのにタイミング合わせるのメチャ巧い。
相手はつまずいて偶然転んだだけと、必ず勘違いしていた様子。
しかしそれが何本も十何本も続く状態。
誰も気づいていないノウハウ、コツがあるとしたら、それが何なのか、私には不可解で・・・・

889 :本当にあった怖い名無し :2010/08/02(月) 03:32:16 ID:j8JIjHXW0
>>888
なるほど、異常に秀でてた・・・・
それでも日本代表や金メダリストも、「読み」とかその他が、それこそ異常に秀でているハズですよね。
なのにそのレベルの大人たちが、手もなくヒネられる。
その人を見たのはその人が中3高1の2年間だけですが、その年齢でってのが、今考えてもありえない・・・・

「つまずいて偶然転んだ(と勘違いしていた様子)」と書いたのは、大雑把に解かりやすく表現したものでした。
日本代表ともなれば日本トップクラスの選手たち大勢と顔見知りなのに、
「オレがたまに指導に行く道場にスゲー中学生がいるんだぜ」と、どうして連れてきたりしなかったのか?
今でもその(元)日本代表選手とは会うけど、その小柄な人の事は憶えていて、認めつつ首をひねっている、その微妙さを表現しました。

891 :本当にあった怖い名無し :2010/08/02(月) 03:51:56 ID:j8JIjHXW0
>>890
おォッ、知ってる人にもいましたか。
是非ここで話して下さいませ。

・・・・私の知ってた人は、>>858にも書いた通り、実家が柔術(古武術)の道場でした。
柔道場(私のたまたまいた)に2年間通ってきていたので、一応柔道の黒帯も取得し、その時の審査試合に出た事ならありました。

924 :本当にあった怖い名無し :2010/08/03(火) 18:11:35 ID:qRAfMhNB0
>>892
亀ですみません、仕事が忙しくて・・・・
以下は少し専門用語も入るので、柔道に興味ない人は読み飛ばして下さいませ。

その(小柄な十代半ばの)人は柔道で言う大腰が得意でした。
その人のやってた柔術での(大腰の)呼び名はあったけど、何て言ったか忘れた。
相手の背負いや内股をかわして、大腰一閃。
ほとんど全部それでした。

道場に来てた日本代表選手が批判していたのは、その小柄な人が「待ち」の柔道だったからでした。

こっちが攻めないとやられないんじゃないか、大体目上の相手へ待ちの柔道は失礼だろ、
デカい相手にはかからないんじゃね?、それを自覚してるから試合に出ないんだろ、などなど・・・・

批判は的を射ている部分もあったと思います。

しかし実際には、県で3位の130㎏の高校生が練習に来ても、大腰でほうっていました。
たかだか県で3位の高校生、たいした事ないんではとも思うでしょう。
それもそうなんですが、県内でその選手にポイントをとって勝てる高校生は、いなかったほどでした。
なのにその130㎏をバシバシ投げる・・・・  投げも「転がす」という感じではなく、(大腰で)もろにブン投げていたんですよね。

スカウトは道場に来ていた日本代表選手の、出身大学の先輩(この人も元重量級の強化選手で当時は29くらい)が一度、来た事がありました。
でもその小柄な人、年上へ対してはやたらと不遜で、せっかく来てくれた↑の人を足払いでこかしまくるし、
酒は平気で飲む(しかも大人の見てる前で)、相談中に立ち上がって同世代と遊びだす。
そんな態度だから怒らせてしまい、「あいつは結局、自分が負けるのイヤなんじゃねえか」などなどと、ずっと後年まで(↑の人に)言われてました。

・・・・でも年上へ対する態度とは正反対に、当時の私のような子供にも、敬語を使う人だったんですよね。
いっぱしの大人のように扱ってくれて、それが実は(その人の)技以上に、子供心にも衝撃を受けたものでした。

925 :本当にあった怖い名無し :2010/08/03(火) 18:14:53 ID:qRAfMhNB0
>>895
目立って鈍いというわけでもないですが、特に秀でた運動能力はなかったです。
道場でキャッチボールぐらいやりました、でも「あァこの人巧くないな」って・・・・
一緒に走ったりゲームやっても、だいたい同じ感想でした。
実際学校の体育も、中学高校「3」だったらしいです。(5段階評価

・・・・ただ、その人の名字とやってる古武術名を憶えてたから、それからずっと経って私が大学生の時に調べてみたら、
日本の武道、剣術史では、メチャメチャ名家でした。
家系の何代目かの人は、宮本武蔵が対戦を避けたと書いてあったw
私は子孫を見ていただけに、なるほど武蔵ほど闘いに敏い人なら、「安全じゃない相手」と判断したのも、思わず肯けてしまいました。

>>900
絶妙に似ています。
こういう人って、既存の(年上の?)権力におもねない、でも年下たとえば子供とかには、スゲー優しい。
なんかそういう風なんですよね・・・・
最も不可解なのは、このパーソナリティーかも知れないです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

『第1913話 柔術の達人』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/08/02(月) 20:45:00 ID:67cc1abbd

    その人に是非オリンピックに出て欲しかったな。

  2. 名前:穴蔵 投稿日:2010/08/03(火) 05:24:00 ID:d56943e83

    テコの原理と相手の力をいかに吸収し、自分の力にするか、筋肉の限界などを理解すれば体格云々ではなくなる

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/08/03(火) 05:40:00 ID:d6d48f843

    理屈を述べるのは簡単だ。実際に強者に勝つのは…何か秘密がありそうやな

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/08/03(火) 20:47:00 ID:4b2ae5e00

    これは凄いな。北斗神拳みたいな密かに伝えられてる武術あるのかな。

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/08/06(金) 00:24:00 ID:195658472

    漫画みてえ

  6. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/11/19(金) 07:25:22 ID:d08830242

    システマとかの動画見るとそんな感じだよね、あれはロシアだけど。

  7. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/12/15(水) 16:56:00 ID:2b43d735f

    二階堂平法の継承者かな
    もし残ってたらすごい話だと思う

  8. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/22(日) 11:23:05 ID:2145ac6d8

    ほんとに漫画みたいだけど、実在するからこそ創作の元になる場合もあるよね。

  9. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/10/14(日) 00:31:41 ID:1f5aec658

    元代表の小物臭といったらないね

  10. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2018/08/31(金) 02:55:14 ID:5c16ca354

    外見がイケメンじゃなくても、小柄でサブキャラみたいな顔なのにめっちゃ強くて性格が豪快ってキャラクターマンガに出てきそうだと思うよ。
    メンツや勝負にこだってなさそうなのもなんかそういうキャラが主人公の対比で少年漫画に出てきそう。