第1236話 餓鬼

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
571 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/10/11(土) 00:31:56 ID:PHINg3U7O
ここに書き込んだか途中で書くのをやめたか覚えてないんだが…

5歳の時、祖父母宅に一泊することになってその夜の話。
ふと夜中に目が覚めたらなんか騒がしい。なんだよと思って壁見たら
掛けてある額縁の裏からちっさい餓鬼みたいの(赤や緑とカラフル)がぞろぞろ出てきた。
壁の中を遊び回ってるんだよ。キャッチボールしたりして。
部屋は真っ暗だったが、鬼自体が光ってるので見やすかった。
鬼がすべて出てくると、最後に手の骨が出てきて俺においでおいでしてきた。
俺怖くてジジババ起こすんだけど起きない。つねっても殴っても起きない。
しかもこの手、そばに寄ってきた鬼を投げ飛ばして遊ぶから余計怖かった。
その内中央に黒い穴が開いて、鬼はそこに吸い込まれていった。
はぁやれやれと寝ようとしたら、その穴から一回り大きくなった鬼が出てきて、
こいつらが三次元にまで足を伸ばしてきた。
ワッフル生地のカーテンの溝に一生懸命コケ(持参)を詰めたり、祖母の顔に落書きをしたりしてた。
しばらくすると鬼たちが一斉に壁の方を向いて、それから急いでコケや顔の落書きを掃除してもと来た穴へと帰っていった
鬼たちが帰ったすぐ後に祖母が起きて、鬼たちのことを訴えたんだが信じてもらえなかった。
ちなみにこれを見たのが11月。翌年の11月は自宅にいたんだけど、
鬼でこそ無かったがやっぱり夜中に目が覚めて、部屋いっぱいに蛍光色の光の粒がくるくる回ってた。
おわり

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

『第1236話 餓鬼』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/11/03(月) 23:51:00 ID:59e800acb

    ちょっと可愛いなあ鬼

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/11/16(日) 01:37:00 ID:3dd0fc6ea

    いい…

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/01/31(土) 15:24:00 ID:5620f2981

    「しゃばけ」の鳴家のイメージで脳内再生された

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/07/07(水) 07:46:00 ID:baf111aba

    ちゃんと掃除して帰るなんてマナーのいい鬼だな。非常に幻想的な話。

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/10/16(土) 17:47:12 ID:4fbeb78ea

    私も鳴家かとオモタ

  6. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/03/26(火) 08:29:51 ID:2b4360a0c

    ジジババは殴るものでは無い

  7. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/08/02(金) 16:33:45 ID:153bb1304

    ご老人は大事にするべきだな

  8. 名前:ぱいん 投稿日:2014/11/06(木) 19:40:57 ID:e84272026

    私も27〜28年くらい前に夜中部屋に入ってきたグルグルまわるひかりの粒たちを見た。

  9. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/05/30(月) 17:16:01 ID:9b3e3260e

    多分その光の粒はかつて見た鬼だろ。ハッキリ見えなくなっちゃったんじゃないか?