- 607 :本当にあった怖い名無し:2010/09/06(月) 01:22:05 ID:5B6xd3MS0
- 俺も一つ投稿してみるか。
こういうスレやサイトに投稿できる体験談なんてほとんどない俺だが、幼稚園児ぐらいの時は妙な物をよく目撃したりしてた。
これはその幼稚園児ぐらいの時の事なんだが、確か幼稚園から家に帰る時の事かな。くわしくは覚えてないが。時間帯は昼で快晴だった。
その時、母親と一緒にいつも通る道を歩いてた。左に母、右が俺、という位置でね。
そこはまっすぐな道がずっと先まで続いてて、ずっと向こうに他人の家があって、そこが行き止まりになってる、という場所だった。
左右に家々が並んでて、ちょっと田舎の町って感じかな。俺の家はその行き止まりの少し手前。
で、その道をずっと母とトコトコ歩いてたわけだ。
ふと前を見ると、上空に妙なものを見つけたんだ。
行き止まりの家の上、かなり遠めの所にきらきら光る物が飛んでる。
最初凧か何かか?と思ったがどうも違う。
というのも、何か長くて白い布のようなタオルのような物がひらひらと風になびいて飛んでる。
そのひらひらとなびいてる部分が、太陽の光を受けて光ってるのか、白くキラキラと光ってる。
ありゃ、何だ?と思ってたらそのまま下降していって行き止まりの家で見えなくなった。
で、不思議に思ったんで隣にいた母に今見たものは何か聞いてみたんだ。
そしたら母が「・・・何が?」って聞き返してきた。
どうやら母にはそれが見えなかったらしい。
遠めだったがキラキラ光ってて気づかないなんて事はまずないと思ったんだが、今見た物を説明すると
「へぇ、気づかなかった」といって不思議がってた。
普通だったら、どこかの家の洗濯物が風で飛ばされたんだって考えるんだが、でも大きさ的にもそれはちょっとありえないと思うんだよね。
行き止まりの家の向こう側にはデカイ工場が見えるんだが、距離的見てもあのタオルみたいなのはその工場の真上を飛んでた。
そしてその大きさだが、そのデカイ工場と同じぐらいの大きさだったんだ。
ありえんよね?そんな事?しかも結構キラキラ光ってた。普通タオルはあそこまで光を反射しないよ。
子供心にそういうもんだと思い込んでたけども、どうも今考えるとあれは妖怪の「一反木綿」ではないか、思うようになってきたよ。
本当に妙だったが、あんなハッキリ見えたのに、隣にいた母が気づかなかった、てのが不思議でならん。
スポンサーリンク
『第1975話 一反木綿(3)』へのコメント
-
-
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/09/10(金) 20:48:55 ID:943952bca
いとうあさこ乙
-
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/03/17(日) 18:02:38 ID:6115168a0
一見普通なんだけど、微妙に特徴的な語尾がちょっとね
何だろうな、なんか読んでてイライラした。