我が家の家族構成は俺、兄、父、母の四人
両親は共働き、兄貴は塾で、みんな帰宅は遅かった。
一方俺は遊びまくってる馬鹿野郎。
だから基本的に家では一人でいることが多かった。
そんな日常の中で起こった不思議な話。
あの日、街で遊んで帰宅した時はだいたい七時位だったと思う。
玄関に母さんの靴があって、台所では野菜を切るような音がした。
今日は母さん早かったんだ、とか思って(母さんが早く帰ってくるのは珍しい事じゃなかった)トイレに直行。
ドアを開けて電気をつける。
実家のトイレの電球はスイッチを押してから電気がつくまでに一秒位タイムラグがあった。
いつもはドアを閉めてる間に電気がつく。
でもその日はつかなかったんだ。
バタンってドアが閉まって、トイレの中は真っ暗になった。
ビビリだった俺は驚いてトイレから飛び出した。
すると何かが変だった。違和感を感じる。
すぐに原因はわかった。
静かすぎる…。
台所を覗くと母さんは居なかったし、料理の形跡も無かった。
玄関を見ると靴も無い。
怖くなって自分の部屋に逃げ込んだ。
部屋の掛け時計は九時頃をさしていたと思う。
ヤバイよ!早く誰か帰ってきてくれ!!ってガタガタ震えた。
すると、すぐに玄関で鍵を開ける音がした。
恐る恐る覗くと、それは母さんだった。
今帰ったばかりだという。
あれは何だったんだろう…。
こういった話まとめスレでいくつかあるよね。
実際自分が体験したらゾッとするんだろうな