第2444話 同級生の記憶(2)

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114 :1/3:2011/08/28(日) 20:30:29.40 ID:t1jTtLcv0
過去ログみてたら似たようなのがあって忘れ去ってた記憶を思い出した。
文がうまくないんで、わかりにくかったらスマソ
長文になるからうざかったら飛ばして。

転勤族だったので、小3の夏に都会から某田舎に引っ越してきた。ガキだったので、すぐに他の子供と仲良くなり、
3人の友だち(仮にA、B、Cとしておく)とよくつるんで、よく山だの川だの児童館だの公園だのに遊びに行ってた。
で、一年くらいがすぎて、また夏になった。
転向してきたときは、夏休みが終わってたんで、田舎ではじめての夏休みだったので異常にwktkしてたのを思い出すw
いつもの4人やたまに2~3人のほかの友達と連れ立って、毎日あっちいったりこっちいったりして遊んでいたんだが、
ある日、それは起こった。

ラジオ体操が終わって、俺は朝ごはんを食べてからすぐ遊びに行こうと思ってたんだが、母親に宿題をやってからだ、と言われたので、
しぶしぶ勉強してたんだ。もともと集中力がないんで、午前中ずっと頑張ろうと思ってたが、嫌になって途中で抜け出した。
で、いつも遊ぶ場所に、友達がいないか、探しに行った。
そこにAだけが昆虫採集だかなんだかわからんが遊んでて、声をかけて一緒に遊んでいた。
昼近くなったか、Aが「昼飯たべに帰りたい」と言い出したので、遊ぶのをやめて一緒に農道を歩いていた。
ジリジリと蒸し暑くて、セミがうるさく鳴いていたと思う。それが急にパタッとやんだんだ。
ガキだから「そんなこともあるんだな」と思ったんだが、Aが「変じゃねぇ?」「音がしない」とあわてふためきだした。
あまりにもAが騒ぐんで、俺も不気味になって泣きそうになってきたが、Aの手前、強がってた。

115 :2/3:2011/08/28(日) 20:31:12.65 ID:t1jTtLcv0
Aが家に帰ろうと走りだして、俺もおいかけたんだが、Aが急に止まって前方を見ていた。
50mほど先に3~4人かの大人がいて、そのときは「そういう制服なんだろう」と思ってたんだが、かなり奇抜な格好をしていたように思う。
記憶では銀色のウェットスーツみたいな感じだったが、詳細はよく覚えていない。
「くねくね」読んでそれが混同しているかも。
そいつらがオレらを見て、なにやらコソコソ話し始めたんで、子供心に「なんかやべぇ」と思い出して、じっと見てるAに
「やばくねぇ?」って腕をひっぱって脇の田んぼのあぜ道から行こうと思ったんだが、Aが動かない。
なんか凍ったように止まってた。それがあまりにも不気味だったんで、チキンな俺は「うわぁぁぁぁああ」と叫んで泣いてしまった。

そしたら、その怪しげな大人たちが近寄ってきてて、テンパってた俺はAが死んだと思って、「救急車っ!救急車!!」って駆け寄った。
一人が「大丈夫」だのと言って落ち着かせようとしていたが、他の2人が「お前が悪い」「ふざけんな」って罵り合ってた。
口調が乱暴だったので勝手に「この人たちはヤクザだ」と思い込んでいた。
一人が俺に不思議な色の飴玉みたいなのをくれて
「今日のことは誰にも言ってはいけないよ。もし言ったらその人にはあまりよくないことが起こる」というようなことを念入りに言われた。
それから何が起こったのかよくわからないが、もとの状態に戻っていた。
Aはいなくなっていて、俺は当たり前のように、農道を歩いていた。

116 :3/3:2011/08/28(日) 20:31:48.29 ID:t1jTtLcv0
これからが不気味なんだ。家に帰って飯食べてから、午後にAの家に行ったんだが、Aの家族がいなかった。
家が空家になっていて、その隣の知り合いのオバサンに聞きに行ったら「Aさん一家は何日か前に引っ越していった」と言う。
「さっきまでいたAは???」と普通なら疑問に思うのだが、バカな俺は直感で「さっきの連中に連れていかれたんだ」と感じて納得していたw
その後、Bに会って、またバカな俺は「言うな」と言われたのに、このことをべらべらしゃべっていた。
Bは「そんなのは夢だ」とか「Aは前に引っ越していった、連れ去られたはずがないwww」と俺をバカにしていた。

俺もバカな上にガキだったので、そんなもんだと思っていたんだ。
で、俺は中学までその土地にいて、高校からまた別の県に行くことになった。
数年前に中学の同窓会があって、久しぶりにその地に来んだが、そこでCと再会した。
小学校で転校していったAはもちろん、Bも来ていなかった。
Cと話してて、不気味だったんだが、なぜかAとBの記憶がないんだ
あれだけ4人で遊んでいたのに。他の連中にも聞いたんだが、完全にないってわけでもないんだけど、
ほとんど記憶がなくて、異常なほど存在感が薄れていた。
ただAを覚えている奴もいて、「ああ、あいつ小学校で転校していったよな」と言っていて、不可解極まりなかった。

誰にも言うなっていうことだけど、あれから20年近くたってるから時効だと思って書いた。
駄文すまんこ
おわり

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『第2444話 同級生の記憶(2)』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/08/29(月) 10:31:16 ID:066c5b3bf

    宇宙人か・・・?
    こういう遭遇系の話で飴玉を渡される話他にもあったよね?わかる人いる?

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/08/29(月) 10:36:02 ID:4c673584a

    時空のおっさん系の話かな

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/08/29(月) 18:19:33 ID:57c0f8360

    米1
    part47の 「時間停止2」だな

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/08/30(火) 15:04:01 ID:657f75401

    時空のおっさん系は面白いんだが、どうも創作臭が強いんだよなぁ。
    最初に時空のおっさんの話が投稿されてから急に「俺もそんな体験した!」みたいなのが大量に出始めたのがちょっと

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/09/05(月) 20:40:57 ID:7e6254b46

    >「今日のことは誰にも言ってはいけないよ。もし言ったらその人にはあまりよくないことが起こる」というようなことを念入りに言われた。

    おいおい(´・ω・`)どうしてくれるんだ

  6. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/09/09(金) 15:54:55 ID:3573d20e1

    「まんこ」で検索したらこの話が出てきた

  7. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/10/02(日) 12:13:21 ID:718b7efe3

    こんなところでそんな嘘を言うなよ(笑)

  8. 名前: 投稿日:2011/11/14(月) 02:15:00 ID:a57243c0c

    ハラショウ

  9. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/11/14(月) 15:33:42 ID:66076f9fa

    いやマジだったw

  10. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/08/10(金) 16:46:01 ID:a3888445c

    俺もそれ思い出したよ。
    飴の件とか、共通点多いよね。

  11. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/28(火) 09:29:14 ID:3fd7091be

    誰にも喋るなよといって、喋った本人ではなく、聞いた側が消えると言うのは腑に落ちん。実際に見た側は何も起こらず、消えてもいないのにねw

  12. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/06/26(水) 13:37:51 ID:e579b1d7a

    すごい( ☆∀☆)

  13. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/08/19(月) 16:33:54 ID:33fa95ec8

    「誰にも言ってはいけないよ」はフラグなんだなw

  14. 名前: 投稿日:2015/07/10(金) 13:24:24 ID:d343b4716

    そして未来では、
    「ネット掲示板という現在使われていない情報網に、我々が行った過去の事象改変実験が、
    まことしやかに不可思議な話として語られていた・・」

    あの実験時の時空のおっさんはどこの誰?
    で盛り上がってたりしてw

  15. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2020/07/06(月) 11:00:04 ID:a97012b3a

    この話を読んでから知らない人親しげに話しかけて来たりあったはずの物が無かったり、おかしな事が起きるんだけど

  16. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2020/07/06(月) 16:28:26 ID:b633e7e88

    もしかすると蝉の声じゃなく、ジージーというノイズ音だったのかも