- 676 :本当にあった怖い名無し:2012/07/07(土) 19:54:31.82 ID:rASUw6UJ0
- 長文失礼します
単なる偶然かもしれないし、本当に何か不思議な話かもしれない そんな話です
この間買った車(赤のカローラ・フィールダー)が納車になり、試運転もかねて地元の神社に行った。
特に全国的に有名な神社ではないんだが、一応は一の宮なので規模もそこそこなんだよね。
昼飯食ってから実家を出発 田舎道を1時間ばかり運転して、神社の駐車場に到着
車の中でタバコすいながら休憩してると、妙なことに気づいた駐車場に俺しかいないんだよね
100台くらいは停めれそうな駐車場に俺の車しかいない
普段なら参拝に来た地元の年寄りの軽トラやドライブがてら来たみたいな感じのミニバンがいるんだけど、1台もいない - 677 :本当にあった怖い名無し:2012/07/07(土) 19:55:18.58 ID:rASUw6UJ0
- 何だか気持ち悪く感じて、外に出ることもできず
かといって軽いパニック状態なんで、エンジンかけて帰るって事も思いつかず
ただひたすら「何かおかしくね?あれ?何で?何かおかしくね?」って感じでテンパってた
真昼間なのに何か凄く不気味な感じがした何分ぐらい経ったのかわからんけど、ふいに1台の白いセダンが駐車場に入ってきて、俺の車から少し離れたところに停車した
角ばったボディに4つ目のなんとも古めかしい車なんだけど、古い感じがしない
古い車って塗装がボケてたり、ナンバープレートの文字が褪せてたり薄汚れた感じの、いかにも古い感じがするけれど、そういうのが一切ない 普通に街中を走ってる現行の車みたいだったんだ「俺以外にも人がいた」って思って少し落ち着いたんだけど、もっと人がいてもおかしくない昼間なのに2台きりってのがやっぱり不気味だし何だか居心地悪いので、家に帰ることにした
- 678 :本当にあった怖い名無し:2012/07/07(土) 19:57:11.61 ID:rASUw6UJ0
- 家に帰って、何気なく神社での出来事を親父に話すとびっくりした顔で「それ爺さんかも知れんぞ」と言い出した 爺さんは10年以上前に亡くなっているので、車を運転して神社に来るわけがない
訳がわからないので、詳しく話を聞くと30年以上前にこんな事があったらしいある日爺さんがまだ幼稚園児だった俺を連れて、神社までドライブに行くと言って出て行った
帰ってくるなり「神社に妙な車がいたが、あれは外車か?」と親父に尋ねたそうだ
多分凄く印象に残っていたので、車好きの親父にどこのメーカーの車か教えてもらいたかったんだろう どんな車かと特徴を聞いてみたが、当時の親父が知る限り、そんなデザインの車はない
というか、話を聞く限り、当時のデザインの常識からはかけ離れた感じで、どの国産・外車にも当てはまりそうにない車だった - 680 :本当にあった怖い名無し:2012/07/07(土) 19:59:16.24 ID:rASUw6UJ0
- 爺さんが言うには、神社の駐車場に着くと自分の車以外には「釣り目ライトで新幹線みたいに丸みを帯びた、のっぺりとした赤いライトバン」が1台停まっているきりで、
そのライトバンもしばらくすると行ってしまい、1台きりの駐車場が何だか不気味で参拝もせずに帰ってきてしまったそうだ
当時の車事情をご存知の方ならわかると思うが、
昔は乗用車といえばセダンが主流でステーションワゴンはライトバンと呼ばれ、実用本位の車とされ乗用で乗る人は少数派
当然色も白や銀が多かったので華やかな感じがする赤色でライトバンは珍しかったのだろう
デザインも箱を組み合わせたようなカクカクの車が多かった
ライトも角型か丸目で釣り目ライトなんて見たことも聞いたこともない - 681 :本当にあった怖い名無し:2012/07/07(土) 20:00:20.28 ID:rASUw6UJ0
- 爺さんの話を聞いた親父は「何かの用事で神社に来ていた消防のライトバンだろう 釣り目ライトや流線型はそのライトバンが動いていたから、そう見えたんだ」と説明したが
爺さんは腑に落ちない様子でしきりと「気味が悪い」と繰り返してたそうだ白いセダンと妙なデザインの赤いライトバンだけの何だか気味の悪い感じのする駐車場
それはまさしく俺が体験した状況そのものであり
爺さんが見たライトバンも俺の車に当てはまる部分が多い
俺が見た白いセダンについても車種やメーカーがわからなかったので、
断定はできないが丸目4灯、フェンダーミラー等当時爺さんが乗っていたトヨタ・コロナの特徴に当てはまるように思う、と親父は話してくれた - 682 :本当にあった怖い名無し:2012/07/07(土) 20:01:09.57 ID:rASUw6UJ0
- 偶然が重なり合っただけかもしれない
たまたま参拝客の少ない日に爺さんが何かの車を見間違え、30年後、何故か参拝客の少ない日にドライブにきた俺の目の前に愛好家が運転する旧車が現れた
ただそれだけの話かもしれないが、がらんとした駐車場や、昼間なのに何ともいえない不気味な空気を思い出すと「何か」が起こって、俺と爺さんが30年の時間を越えて、神社の駐車場で遭遇した そうとしか思えない文章が下手で申し訳ない
何回か読み返してみたけど、分かりづらいところもあるだろうし、俺が感じた気味の悪さがうまく伝えきれて無いようにも思う
だけどあの日感じた何とも不思議で不気味な体験を誰かに伝えたくて書きました。 - 690 :682:2012/07/07(土) 23:32:27.75 ID:rASUw6UJ0
- レスしてくださった皆様 ありがとうございます
不思議という感覚もありましたが、不気味な感じのほうが強かったように思います
自分がよく知っている地元の神社のはずなのに
別の世界に迷いこんで、見てはいけない物を見てしまったような…漠然と「ここはヤバイ。これ以上ここにいちゃいけない」という気持ちになった事を覚えています
自分あまりオカルト的なものは信じないし、今までこの板にお邪魔したこともなかったのですが
今回、自分の理解が到底及ばないような「何か」が起きたのだと思います自分の周りには、こんな話をしても「偶然」の一言で片付けられてしまいそうだし
あの時の気味の悪さを考えると、この話はリアルでは決して話さず、墓場まで持っていった方が
良い気がするのですが、オカ板の方なら理解してくれるんじゃないかと思い、書かせていただきました
『第2840話 神社の駐車場で』へのコメント
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/09(月) 12:22:39 ID:01d305847
爺様とニアミスってより3歳の自分自身とニアミスじゃないの
自分と遭遇してたらヤバかったのでしょうな
でセンサーが「不気味」と感知して場を離れることに -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/09(月) 15:28:58 ID:b240e1099
真昼間というのがなにやらリアリティーがある。
しかし複雑だな。昔の爺さんの体験と、今の孫の体験という
二つの体験がスクランブルしているわけで、
しかも孫は両者と関わっている・・・。
信じるとしても、何だか奇妙だ。 -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/09(月) 15:40:20 ID:3386d4cec
この話、本当の体験談だとして
野暮かも知れんが「意味」とか「必然性」を考えてしまう。
そんなものは有りはしないのか? -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/10(火) 01:17:34 ID:e4bfc216e
親父さんがお爺さんの体験談を覚えていたってところにポイントがあるような。
縦に連なる絆というかなんというか。 -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/11(水) 08:28:35 ID:88fa57361
アメリカの体験談に飛行中複葉機と接触して翼を持ちかえったセスナのパイロットの例があるけど、地球って時々時空が変になるのかもね
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/11(水) 10:04:14 ID:c9bb1054b
以下の事件か。
1960年1月25日、アメリカのジョン・ウオールは、新しいセスナ機(182型機)に乗って、オハイオ州の上空を飛んでいた。ゆっくりと旋回をしている時に、向こうの方から一機の飛行機が近づいてくるのが目に入った。
向こうから飛んでくる飛行機は、その当時では飛んでいるはずのない古い形の、木製の翼を持ったレアード複葉機だった。
複葉機は操縦がヘタなのか、ふらふらと機首を曲げ、ジョンの乗っているセスナ機に向かって飛んできた。
このまま衝突かと思われたが、なんとか危ういところで正面衝突だけは免れた。だが、すれ違いざまに、相手の飛行機の翼とジョンのセスナ機の翼は少し衝突してしまった。衝撃がジョンの飛行機に走る。それから3ヶ月後、ジョンは連邦航空局が発行しているニュースレポートを見ている時に、ある小さい記事を見つけた。その記事とは、「オハイオ州のロークレス村の牧場の、古い小屋の中で30年前のレアード複葉機が発見された。」
というものである。先日の件もあってこの記事に興味を引かれたジョンは、その、発見されたという古い飛行機を見に行くことにした。
村を訪れて、その小屋の中でジョンが見た飛行機とは・・まさにあの時、正面衝突しそうになった、あの複葉機とまったく同じ型だったのである。そしてその飛行機の翼の部分には、何かにぶつかったような跡が残っていた。
まさかとは思ったが、ジョンは連邦航空局に連絡してその破損している箇所を調べてもらった。
すると驚いたことに、その破損した箇所からは、ジョンのセスナ機の金属片が出てきたのである。もちろん材質が同じであることも確かめられたし、翼に食い込んでいた破片はジョンのセスナ機の、もぎ取られた部分とぴったり形状が一致した。また、その古い複葉機の中には飛行日記も残されていて、それに目を通してみると、最後の方の部分に「1932年、1月25日。見たこともないような、奇妙な形をした金属製の飛行機と空中接触を起こした」と記載されていた。
連邦航空局がその飛行日記をFBIに送って調べてもらったところ、その日記の筆跡鑑定や、インクの化学テストからも1930年代に書かれたものに間違いないと断定された。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/11(水) 11:21:51 ID:c9bb1054b
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/11(水) 13:19:17 ID:f92a3ea4f
そう、それ。その記事。破片持ちかえったのは複葉機の方だったのね。
セスナには付いてなかったのかな? -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/11(水) 15:21:26 ID:510787f92
亡くなった祖父との再会話なら、何となくもっとほっこりしそうなところだけど、この話はちょっと不気味さがあっていいね
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名前:阪本 投稿日:2012/07/11(水) 18:18:16 ID:e90bc8464
ゲーテの逸話
思い出した -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/14(土) 00:26:19 ID:013c9aa9d
この話は初耳。面白い話をありがとう
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/15(日) 06:15:17 ID:65cefe68e
こういう話を聞くと過去とか未来って同時進行してるのかなと思ってしまう
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/15(日) 23:26:49 ID:3b96a83d2
最高におもしろい!
不気味で怖かったかもしれないけど、珠玉の体験だったねぇ -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/08/01(水) 02:36:36 ID:4739f51ea
30年前のじいちゃんと自分が手の届くとこにいたかもしれないって想像するとなんかすごい。
不気味に感じたってことは会わなくてよかったんだろうけど。 -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/04/29(月) 06:36:53 ID:cae1d5840
神社の神様「よし、祖父と孫の感動の対面を演出するぞょ…
ってオイ、逢わねぇよ。あ~孫、帰っちゃうし」 -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/06/13(木) 01:41:39 ID:63d351a5d
こういうニアミスでは、両者の時間が接触するかんじなのかな。で、それぞれの時間に戻っているね。
空間のほうは、地球上の同一地点なんだね。なかなか考えさせられます。 -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/01/03(金) 15:12:15 ID:ca24f5681
これはかわいそう
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/02/23(日) 12:58:19 ID:0451f9eb9
俺が思うに時間軸というのは直線じゃないんじゃないかな?
波型のような感じで、普段は同位相だから重なることはないけど、ふとした瞬間に逆位相となって重なる。
そういう時に過去と未来の時間軸が接するんじゃないかな?ってふと思った。 -
名前:名無し 投稿日:2014/03/02(日) 00:05:04 ID:5799fdfd9
懐かしい。これと「高速道路で消えたトヨペット・クラウン」の話は、子供心に印象的だったなぁ。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/03/23(日) 20:37:18 ID:7cdf9eb67
エニグマらしい話ですな
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名前:名無しの 投稿日:2014/07/18(金) 03:03:27 ID:0b95367ea
今はドアミラーが主流だけど、じいちゃんのクルマはまだフェンダーミラーだったかもね。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/10/20(火) 16:45:40 ID:1eff9e78d
>フェンダーミラー等当時爺さんが乗っていたトヨタ・コロナの特徴に当てはまる
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2018/10/09(火) 07:50:38 ID:41e6cf994
そういえば小さい時、爺さんと神社行って真っ赤なカッコいい車見たな。僕もおっきくなったらあんな車乗りたいなって思ったってゆー記憶は追加されなかったのかな?
空飛ぶデロリアンじゃなくて…
30年前のじい様とニアミス!