1029 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/26(木) 22:24:26.17 ID:KXnUuiMN0.net
私の家から駅に向かって数分の所に70~80メートルくらいの長い一本道がある。と言っても右に曲がる道がひとつだけあるんだけど。それ以外は全部道の左右に一軒家やアパートが立ち並ぶ道だ。
当時高校生だった私はその日もいつものように駅から自宅へと帰っていた。高校では帰宅部で授業が終わってすぐ帰ったので、おそらく16~18時くらいの間だったと思う。
例の一本道の終わりに差し掛かった頃、向かいから1人の少年が歩いてきた。その少年はひょろりとしていて、良く言えば優しげ、悪く言えば頼りなさげな雰囲気だった。私はそのまますれ違おうとしたのだが、その少年に声を掛けられた。
「○○(地元)駅にはどうやって行けばいいですか?」
そう尋ねられ私は答えようとしたのだが、なんせここから駅までは15分は歩く。その道のりを口頭で分かりやすく説明出来る自信がなかったので、
「えっと、ちょっとここから駅までは結構歩くので説明しづらいんですが…。あ、でもここからすぐの所にバス停があるので、それに乗れば駅まですぐですよ」
と答えた。
1030 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/26(木) 22:29:16.04 ID:KXnUuiMN0.net
だが少年は
「そうですか。ありがとうございます」
とだけ言って歩いていってしまった。
力になれなかった申し訳なさは多少あったが私もそのまま歩き出した。でもやはり少年が気になる。その少年の何となく幸が薄そうというか頼りなさげな感じも気になるし、時間も夕方で薄暗いしで私は心配になって後ろを振り返った。
だがそこには長いまっすぐな道があるだけで少年の姿はどこにもなかった。
考えられる可能性としては、
・どこか近くの家の住人で、すぐに家に入ったため姿が見えなくなった
・唯一ある曲がり道を曲がったため姿が見えなくなった
くらいだと思うのだが、まずこの辺りの住人だとしたら駅までの道のりを知らないわけがないし、唯一ある曲がり道までは私たちが立っていた場所から50~60メートルは離れている。
私が少年とすれ違って振り返るまでに5秒もなかったし、そもそも走っているような足音は一切しなかったのでどちらも考えづらい。
一体少年はどこに行ってしまったのだろうか。
かなり前の出来事なので私の記憶が確かという確証はないが、これが私の体験した唯一の不思議な体験だったので書き込ませていただきました。
長々と失礼しました。
普通に人間だと思うけど?
(最近のスニーカーとか足音なんて殆どしないだろ?)
仮に幽霊だとしたら、
土地勘のない場所で突発的な死を遂げて
家に帰りたかったとか?
(飛んで行けたり出来んのか?とか思うが)
仮に時間旅行者やパラレルワールドからの来訪者だとしたら
地図が異なってしまっているとか?
(だとしたら、例え電車に乗ったとしても
目的地への路線や駅が存在するのかも怪しくなるし?)