第3434話 元都知事の話

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59 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/01/25(月) 21:49:14.60 ID:weEDYmzA0.net
元都知事の某短編集を読んだんだけど、このスレっぽい話がけっこうあったので二つくらい書いておく。
細かいとこは忘れたので大筋だけ。

ある日弟さんとその奥さんが主催のパーティーに招かれた元都知事。
会場が海辺の別荘みたいなところで、その辺を散策していたら急に知らない女性に話しかけられ、
「これを弟さんに返してあげてください」と高そうなジッポライターを渡される。
不審がりつつその後のパーティーで弟さんに現物を見せ、事のあらましを話すと、気味悪がって受け取ろうとしない。
なんでもそのジッポというのは奥さんからのプレゼントだったそうだが、仕事仲間とヨットで遊んでいるとき、
ふざけて取り扱っていたら手がすべって海のど真ん中に落としてしまったらしい。
ヨットでは他にもその前に床に落としたりしてるんだけど、そのときついた傷が残っていてどうも新品じゃない感じ。
てことはマジで海に落としたやつ?という話になり、奥さんに見せると「確かにデパートで私が買ったもの」と証言。
弟さんもそのことを公的に発表したわけもなく、落とした件は同じ空間にいた仕事仲間しか知らなかった。
よほど気味が悪かったのか、亡くなるまで一度も使わなかったみたい。
今は遺品として元都知事が持っているらしい。

あともうひとつは本人の子供の頃の話。近所に空き家があり、本人を含めた悪ガキ一同で探索に向かうことに。
心霊的な何かを期待していったものの、家自体の外観はわりと新しく、
中もまあ散らかってはいるものの廃墟という感じではない。テンション下がりつつうろついていると、
でっかいタンスを見つけたので、好奇心でそれを開けてみたものの、とくに何もない。
と思ったら一同のうち誰かが何かに気づいて悲鳴をあげた。
よく見ると、暗闇にふたつの目玉が、なんというかふわふわと浮かんでいたらしい。
目玉はそのまま、タンスの奥に引っ込んでから、カッと発光した。一同はパニックになり慌てて逃げたので、
それきりそれがなんだったのかはわからずじまいとのこと。

どっちも本人の実体験らしい。読んでて「enigmaっぽいわ~」と思ってしもうた…

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『第3434話 元都知事の話』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/01/26(火) 15:08:32 ID:f62193c61

    裕次郎さんには幽霊?海の女神様?も親切になるのか…しかし、確かに気味が悪くて使えないだろうなそのジッポ。

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/01/26(火) 18:27:03 ID:dba4afcdf

    「あなたが落したのは金のジッポですか、銀のジッポですか…あれ、もういねえし」などとなっていろいろ端折ってしまったのか

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/01/27(水) 11:49:32 ID:457dbc5a0

    アハハ うけた!

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/01/31(日) 09:10:30 ID:d2f04437c

    1話目は単に裕次郎の浮気相手とのエピソードを、脚色しただけって感じw。
    2話目は子供の間で噂になりがちな、稚拙な怪談。
    この人、作家としての実力は二流だからね。

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/02/14(日) 13:28:23 ID:e1138b43e

    成城(東京都世田谷区の高級住宅地)にある水の江滝子邸で開かれた
    パーティーでのエピソード。