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第2194話 真夜中のお囃子

489 :本当にあった怖い名無し:2011/02/05(土) 17:37:44 ID:Ao/dgnQQ0
母方の祖母から聞いた話。

時は戦前。祖母は小学生だった。
ある日の真夜中、祖母と曾祖母は何か物音がするので目が覚めたんだそうだ。
なんだと思って耳をすますと、ざっざっざっざ、とたくさんの人間の足音が聞こえる。
足音だけでなく、なぜか太鼓やお囃子の音も聞こえたらしい。ただ不気味なほど人の声はしなかった。
当然その日はお祭りなんてない日なので、祖母も曾祖母もおかしいと思ったそうだ。

足音は段々近づいてきて、ついに祖母の家の前で止まった。
ドンドンドンドン!と激しい勢いで家の戸を叩く音。
「誰?」と聞いても返事はなく、ただドンドンドンドンと複数人が戸を叩きまくっている。
親戚か誰かが緊急の用事で来たのかとも思ったが、
そうだとすると「誰?」と聞いても返事もしないのはおかしかった。
戸を叩く音があまりにも異様だったので、「今外に出てはいけない!」と直感し、
息をひそめてそいつらがいなくなるのを待ったんだと。
しばらくするとそいつらは諦めたのか戸を叩くのをやめ、お囃子を響かせながら遠ざかっていった。
翌朝曾祖母は近所の人たちにそのことを聞いてみたが、
足音や戸を叩く音、ましてやお囃子なんて聞こえなかったと言われた。

当時祖母の親族内では半年のうちに4人(若くてピンピンしてた人ばかり)が相次いで突然死しており、
あの足音たちはその4人を連れて行った「お迎え」だったんではないかと、祖母は今でも主張している。
あの時音に応じて外に出ていたら、自分も連れて行かれたのではないかと。

またこの「音」と因果関係があるのかわからないが、
次の日に裏の家が全焼して住人一家全員が焼け死んだそうだ。

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