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第3319話 足音と車を開けようとする音

16 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/04(月) 01:53:43.56 ID:tPsTg1ov0.net
俺が中一の頃、いとことその友達(以下友人)と俺の親父で、
山梨の甲府まで虫捕りに行ったんだ

親父は運転役だから車で寝てたんだが
俺たちはある程度歩き回って、熊出没注意の看板をみて
「こえーw」とか言ってた

それで一旦テントに戻って、虫について話してた
その時俺は動画を見てひとりで笑っていた
そしたら友人が真面目な顔をしはじめた・・・

いとこもなにかに気づき携帯をとられ
「静にしろ!!」と言われた

17 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/04(月) 02:03:17.05 ID:tPsTg1ov0.net
俺は何かと思い耳を澄ますと足音がきこえた
ゆっくりノシッノシッって近づく音だ

もちろん周りに人がみえなかったので俺らは思った
「熊だ!!!」
当時の俺は死ぬかと思って心臓バクバクでうずくまった

テントは入口以外なにも見えないようになっていたのでいつ襲ってくるか気が気ではない

友人は入口から顔をだし音の方向を確認しようとするので
俺といとこで必至に止めた

どうしようか困ってるときに
プっ!!とクラクション
次に車のカギを開けたり閉めたり
そしてまたクラクション

俺らは親父が熊を確認して追っ払おうとしてると解釈

それで足音は聞こえなくなった

しかし周りは草が生い茂ってる為、足音を消すことは不可
熊は様子見してると思った

しかし親父はなにもしなかった

俺らは外に出れないので親父に電話をかけた

18 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/04(月) 02:13:06.96 ID:tPsTg1ov0.net
いとこ「もしもし!何してるの!!」

親父「なんだようるせえな」

いとこ「えっ!?後ろになんかいるんだけど!!!」
テンパりすぎて主旨を伝えられてないのを覚えている

親父「は?お前何言ってるの?」

一同騒然

とりあえず足音があったことだけを説明した

父親が車で動き周囲を徘徊
しかしなにもないと連絡が来た

俺らはすぐにテントを出て車に乗り移った
親父はめんどくさそうにテント等を一人で片づけて
車で山を下った・・・

とりあえず俺らの話は終わり

こっから複雑になっていく

19 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/04(月) 02:23:30.33 ID:tPsTg1ov0.net
俺らは父親に熊がいたことを抗議した

しかし俺らが想像したこととはまるで違う事が起きてた

父親が車で寝ているときのこと
車をあける「ガチャガチャ」という音で目覚める
しかし鍵がかかってるので開かない
親父はハンドルの上に足をのせて寝てたので
起きた反動で足が落ちてしまってクラクションを鳴らしてしまった

それで鍵をあけようとガチャガチャして
誰も入ってこないので足をのせてまた寝る
しかし体制をくずし足が落ちてクラクションがなる・・・

しばらくして俺らから電話がきて(ry

20 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/04(月) 02:35:31.50 ID:tPsTg1ov0.net
そして虫捕り中断して帰った・・・

家に帰り話し合った
1、足音はなにか・・・
2、車をあけようとした音は・・・?

しかし絶対に矛盾が生じる

21 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/04(月) 02:36:40.55 ID:tPsTg1ov0.net
まず熊説

それはすぐ消えた

何故なら熊はゆっくり歩かない
四足歩行なので、ゆっくり歩くようにはきこえない

次は泥棒説

まず犯人は二人いてテントを襲う側と車を襲う側

しかしこれも逃げた時の足音がまったく聞こえなかったからありえない

でも俺らは足音聞いたし
親父も少しの物音じゃ目覚めない
これだけは言い切れる!

22 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/08/04(月) 02:37:35.03 ID:tPsTg1ov0.net
じゃあ何かって話

これを親父の同僚に話すと

足音は俺らを殺そうとした霊
車は俺らを助けようとした霊

じゃないか?といった

でももう過ぎたし
なにが本当でなにが嘘かわからないが
いえるのは間違えなくあれは足音だってことだけ

こんな長い文みてくれた人が一人でもいたら嬉しい
お休み

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