816 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/10(火) 20:40:18.30 ID:YprEoelw0.net
初カキコ
初めての子供
9月20日
ある夜、妻と車で走っているとライトに照らされた雑巾のようなものが道に転がっていた。
嫌な予感がして車から降りると車に轢かれたであろう仔猫だった。
周りは田んぼで人影もなし。
埋めてやるかと近づくと、か細く“ニャー”と聞こえた。
ここでしまったと思った。
血だらけの仔猫を見て助からないだろうと思ったからだ。
動物病院も深夜料金取られるし、何より面倒臭い。
しばらく妻と悩んでいた。
その時、仔猫がピクッと動き、目があってしまった。
続く
817 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/10(火) 20:40:31.19 ID:YprEoelw0.net
それからは大変だった。
仔猫は二日間も生死の境をさまよって、1日数回点滴を受けながらなんとか一命をとりとめた。
後遺症が残るかもしれない為、他人にあげるわけにもいかず飼うことになった。
獣医から4ヶ月だと言われ、拾った日から単純に逆算し、5月20日を誕生日と決めた。
そこで思い出した。
5月20日は前の子供が流れてしまった日だった。
それから半年、仔猫は後遺症もほぼなく元気に走り回っている。
そして妻のお腹には待望の赤ちゃんがいる。
予定日は仔猫を拾った9月20日だった。
偶然だろうが不思議と流れてしまった最初の子が猫になって、弟か妹を招いてくれたんではないかと感じてしまう出来事でした。