563 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2016/12/02(金) 11:02:40.59 ID:DgHzZehF0.net
>>556
同じ体験したことあるわ
子供の頃から、親も間違えるほど似た人が同じ生活圏内にいたらしかった
だから友達に「昨日○○にいたね」と言われることがよくあった
学校にいるはずの時間に、ショッピングセンター内の美容室で髪を切っている姿を見かけた!と、学校から帰宅するなり親に叱られたこともあった
高校生3年の夏休み、学校主催の合宿帰りに乗った電車のドア横に立ってた
それはいつもはまず乗らない路線だった
駅につくと反対側のホームにも電車が停まっていたんだけど、そのドアのところで、私そっくりという噂の人をついに見た
噂通りすごく似ていたけど、私は奥二重なのに彼女は綺麗な幅広二重、髪を巻いていて、コンサバファッションで自分より綺麗な人だなと思いながらボーッと見てた
彼女はふと顔を上げ私を見つけると、すごく驚いたように目を見開いて私を見ていた
向こうの電車がゆっくり動き出しても、視線は私から離すことはなかった
大学生になり、あの時の路線は大学やバイト先に行くために毎日乗っていた
ドア横に立って本を読んでいたけど、視線の端に反対側のホームにも電車が停まったことが見え、ふと顔をあげた
私の出身高の制服を着た、高校生の私がその電車内にいた
母校は私の学年を最後に微妙に制服が変わっているなのに、その高校生は当時の制服を着てたんだ
それに私の学年カラーの襟章と生徒会役員章もついていた
生徒会は3年生しかいないけど、その学年カラーの子が本当に存在するなら、彼女はまだ1年生のはずだから、生徒会役員章をつけているはずはなかった
彼女はまるで人形のように、表情を変えることなく私のことを見ていた
私が乗る電車が先に動き始めてしまい、彼女が見えなくなるまで、私はその姿を見ていた
バイト先について更衣室に入ると、大きな鏡がある
そこで自分の姿を改めて見た
巻き髪、メイクで二重にした顔、コンサバファッション…
あの時に見たのは今の私の姿そのものだった
じゃああの子はやっぱり1年前の私ということになるのか…
その日以来、私の生活圏内で「○○にいたよね?」と言われたことはない