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第2316話 壁の傷

206 :本当にあった怖い名無し:2011/06/03(金) 00:14:28.14 ID:PCq5Knt10
今から20年ぐらい前の話。
当時大学生だった自分は徹夜明けのバイトから帰り、
死んだようにベッドで寝ていた。

何時間寝ていたか分からない。
グーグー爆睡していたところにいきなり髪の毛をグイッと
引っ張られる感覚があって目を覚ました。

反射的に起き上がると、布団の上をダダダダーと小走りに走り去る
小さな二つの影が見えた。
その影はピョピョーンと跳ね上がってベッドと壁の隙間に消えてしまった。

時計を見たら昼前だった。夢でも見たのかなぁと思ってもう一度寝ようと
横になって壁のほうを向いたとき、ふと目に入るものがあった。

それは引っかき傷のような、何かでガリガリ削られた跡だった。
よくよく見るといびつな丸い形の中に点が二つ、というか短い横棒が
二本並んでいて、見ようによっては「何かの顔」のように見えなくもない。

自分の知る限り、こんな引っかき傷は今までそこにはなかった。

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