第3302話 弾痕

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1 :やまちゃん:2008/03/09(日) 20:53:35
もうもう30年以上も前の話なんですけどね
当時、小学生になったばっかりだったかな? 四つ年上の姉の部屋に入って、たまに遊んでたんですね

姉の部屋の窓ガラスに、ちょうど鉄砲で撃った痕みたいな穴があいてたんです。
っていっても漫画みたいにクモの巣状の弾痕みたいなのじゃなくて、なんて言うのかな・・綺麗にえぐれた感じの・・

そこに人差し指入れたりして遊んでたんです(暗い子だって?w)そのくらいの穴なんですけどね
っで大人になるにつれ、そんな穴なんてものは忘れてしまってたのね って言うかなくなっちゃったんですよ。

最近になって母親が(ほんとにあったんだって~!)って、なにやら話してるんです
どうやら母親もその穴のことを知っていたようなんですね。

なのにいつの間にか窓を張り替えたわけでもなく消えてしまったと言うんです。
そういえば、母と同様いつ消えたのか思い出せないんですよね。っていうか、母と私30年ぶりに思い出したもんですから。

当時は不思議と母と私そのことについて誰にも言わないんですよね。普通そんな穴が開いてると
横なぶりの雨風で漏れてきちゃうでしょ? (父親に相談しなきゃって)、でもその場を離れちゃうとす~っとそんなことは

忘れちゃうんですよ。  でも実際、雨漏りもしてなかったんですよね~・・
だから本当は穴なんて無かったのかもしれません。

ですが、穴が見えてたのは確かですよ。 指入れましたもん。
その部屋で寝泊りしていた姉に聞いても知らないって言うんですよね。 そんな穴

私の家は昔、ヤクザの家だったらしくて闘争があったらしいんですよね。
ですから、やっぱりあれは弾痕だったと 二人して鼻息を荒くしています。

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『第3302話 弾痕』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/10/21(火) 18:18:17 ID:0b8cceefc

    やまちゃんいいですね 文章も言葉のチョイスもとても味があって
    愛すべき残念な人、って感じでしょうね、きっと

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/10/21(火) 20:09:54 ID:20bb6bef3

    誉めてんのかけなしてんのかw

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/10/21(火) 22:19:38 ID:7616a0dac

    物騒な家だな

  4. 名前:名無し 投稿日:2014/10/23(木) 22:48:42 ID:d81f34086

    ホラ話もここまで堂々としてると、突っ込めん。

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/10/30(木) 00:15:21 ID:094dedb07

    これなんの話?

  6. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/11/08(土) 12:35:39 ID:cbe4334e5

    穴があったのに消えた話

  7. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/11/03(火) 23:09:35 ID:2f4ef89a2

    ガラスは固体か液体か論争には役立たないが、不思議だね

  8. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/07/15(金) 11:20:07 ID:b305f37f9

    子供の頃、パチンコ(スリングショット)でビー玉を飛ばして窓ガラスに当てた時、綺麗にえぐれた穴が出来た。
    それを見つけた母親がガラス屋呼んで張り替えたんだけど、ガラス屋が「この穴の空き方はピストルの弾丸が当たった時と同じだ…」と言ったもんだから母親は青い顔してたっけ。

    (ちなみに、悪名高き北九州。
    実際ヤクザ多かったし、無駄な心配かけちまったなと反省したけど自分がやったとは言い出せなかった。)

    そんな経験があるので、この話で穴が消えた理由はわからないけど、弾痕扱いしていることはおかしくないというか、俺は完全否定やホラ話扱いする気にはならないなぁ…