昔住んでたところにいつも全身白の雨合羽を着た婆さんがいた
今でもたまにそういう人見かけるけど、足にもビニール袋履いてて手にもビニール袋装備
うちの近所ではよく玄関の塀に小石が詰まれる事があったんだけど
暇な小学生が何人かでやってるんだろうと思ってたら
それが全部婆さんの仕業で総毛立ったこともあった
そういう細々した気味悪いことが重なって、常に独り言を呟いてるし
近所中でも感じの悪い気持ち悪い人だといわれていた
ある冬頃の夕方、道に米がボロボロ落ちていた
なんだこれはと思っていたらその先には大量の米袋乗せたカートを引いてる婆さんがいた
婆さんはたまに立ち止まって家の前にカップですくった米を積んでいた
話しかけて因縁をつけられたら困るので積まれた米もそのままに家へ帰った
次の日婆さんは死体で発見された(事件性無し)
その年、何故か近隣住民の突然決まった引越が相次いだ
理由はみんな婆さんが原因じゃなくて転勤とか様々、夜逃げまであった
まさかうちは…なんて話していたら父も突然転勤が決まった
全員が全員引越したわけじゃないけど不思議な出来事だった
その後数年経ってからだがその場所は大きな道路が通って今はもうない
単純に最期まで頭のおかしい婆さんがいただけとも言えるんだが、オカ板読んでて
もしこれが何かの儀式に則っていた行動だったら怖いなあ…なんて思って書き込んでみた