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第3567話 監視カメラ

14: 本当にあった怖い名無し :2017/08/04(金) 11:18:29 ID:ITeLJaVU0
数年前にマンションの管理組合役員をしていたころのこと。

休日の昼間、マンション周囲の見回りをし、マンション裏手にある駐車場で歩いていたところ、突然マンション側から野球ボールが飛んできた。結構な速度で目の前を通過しバウンドしていったので、ぶつかっていたら怪我は免れなかったかも知れない。

そんなことがあったので警察官立会いの下、二度と危険なことをしないようにと投げた当人に注意しなければならないと監視カメラを見ることになった。監視カメラは全部で11ケ所。
監視カメラを見ていたのはマンション常駐管理人、管理組合役員の理事長と副理事長2人、警察官2人、そして自分の計7人。

監視カメラを巻き戻し、該当する時間に全員で目を凝らした。
けど、マンション廊下側に当たるところには誰も歩いておらず、駐車場を自分一人だけが歩いている姿しか映っていない。警察官も「変ですねぇ」と不思議顔をし、飛んできたボールがバウンドしている映像を最後に見て、いったいどこからボールが投げられたのか検討がつかない。

ふと一人の警察官が「少しだけ巻き戻してください」と言うので管理人が巻き戻し始めると、四階部分の廊下の手すりにボールらしきものが映っていることに全員確認できた。
監視カメラからちょっとだけ遠目だったので見逃していたようだった。

少しだけ時間を進めて見ると野球ボールはひとりでに手すりの上で数十センチ飛び跳ね、勝手に勢いよく落ちていった。誰も居ないのに、まるで誰かが投げたような感じで。
監視カメラの前に居た7人は無言。

警察官の一人が「まぁ、怪我をされなかったのは何よりですし、投げた人物も見当たりませんし、自分らは戻ります。また何かありましたらご連絡ください」と言い戻っていった。
年配の理事長も「こういうことは稀にあると思うし、気にしないようにしよう」と言い、全員納得して各部屋に戻っていった。

管理人さんから「どうされますか?」と聞かれたので、自分は「見なかったことにしようかなと思うんですが」と言うと管理人さんも「確かに。さすがに日報には書けないので」と言うことで無かったことになった。

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