夕方に家族何人かで小旅行に出発した
深夜、仮眠を取ってから帰りは近道しようという事になって
コンビニで買った地図を抱えて山奥のダム沿いの道を
抜けて向こう側の国道に出ようという事になった
川沿いの道を走って工事中の看板とコーンの場所を通り過ぎ
しばらく走っていると真っ暗な中ダムに辿り着いた
歩道橋みたいな門とその隣にある縦長の白い看板が目に入った
書いてある内容忘れたけど一通り読んで中に進む
すると舗装された道からでこぼこの山道になったんだな
車体が揺れるのを半ば面白く思いながら前を見てると
沢山の木に囲まれながらも三叉路に突き当たった
この時にどっち行ったのかは覚えてない
「ああこんな所にお墓が」「こんな所にあると親族は大変だねえ」
と軽く会話しながら左後方に見送ったのは覚えている
ふと、砂利だらけの山道が舗装された道路に切り替わった
見ると前は住宅街でずらーっと向こうの方まで家がある
深夜だから人の気配もなく静かだなあと思いながら
両側を家に挟まれた形で蛇行する道路へと進んだ
いきなりふっと目の前に工事の注意を促す看板が見える
えっと思っているとそこは元来た道だった
隣を見ると川があり頭の中にひたすら?が浮かぶ状態
もう一度ダム方向に道を戻ってみても帰ってきた記憶がない…
道中の記憶がぼやけていてどうしても思い出せない
ダムを抜けて川沿いの道へ到る過程がわからない
何故かもう1つの記憶が出てきた
これはダムが出てくるんで現実の光景に間違いない
こっちは山道を抜けると隣にダムが見えて
あー抜けたんだなと思って家族と話していた
ダム沿いの橋を渡ると小さいスペースがあり
そこに何処にでもあるような案内板が立っていた
「私が見てくる」と1人車を降りて確認しに行き
案内板に描かれた地図を見て道を指差し
「こっちに行こう」と家族に言ったのを覚えている
その時に指を差して行こうと言った道は
川沿いの元来た道とは反対方向だった
その記憶もここから途切れてどうなったのかわからない
気が付けば元の川沿いの道に…という具合である
が、私も身体は1つなのでそれはありえないんじゃないかと
家族も同じく騙されたように状況が分からなかった様子で
その時の事はあまり話題にしても詳しい状況は話し合わない
後にその時に持っていた地図は版が数年程古く
国道に通じる道が既にないらしい事がわかった
あなたが運転してたの?
同乗してる家族もあなたと同じ2つの記憶があるって事?
母親
母も運転中どんな景色を見たか何処を通ったかわからないんだと
混乱した文章ですまん
思えばダムへ行き来した時の道をまったく覚えてない
ダム自体は実在してる