今日、なんとなくいつもは通らない道で帰ってたら、古道具屋で例の人形と同じ人形を発見した
懐かしさがこみ上げてきて、迷わずに買って帰った
その人形を部屋に置いて風呂に入ってたら、体を洗ってる最中に耳のすぐそばではっきりと「つぎはないからね」って聞こえた
即座に鏡を見ても、何も映っていない。振り向いても風呂場から出てみても誰もいなかった
気のせいだと思ってそのまま洗って風呂から出たら、目立つ位置に置いてあった人形が忽然と消えていた
部屋の鍵は当然かかってるし、チェーンもしてあった。窓も確認したけど、きっちりと閉まっていた
そして、嘘みたいなことに、あれほどはっきりと覚えていたはずの人形の造形や詳しい大きさが全く思い出せなくなってしまった
多分、人形が次に会っても持ち帰らないようにしたんだと思う
なんであの人形にそこまで気に入られていたのか全くわからない…