- 187 :本当にあった怖い名無し:2011/12/18(日) 16:01:45.29 ID:H9nsX4nw0
- 俺は生後まもなく(2週間以内)の記憶がある。
憶えているのはベッドとその横で添い寝している優しそうな女。
生後間もない俺はこの女に親近感というかぶっちゃけ好きだと思った。
多分母親に対する感情だろう。
暫くぼーとしていると、突然ドアをばーんと開けて、恐ろしい形相の年取った女
とそれより若い女が怒鳴りながら部屋に入ってきた。
俺(生後間もない)は本能的にこの二人は怖いし嫌いだと思った。その後の記憶はない。
この記憶の意味がわかったのはそれから30年以上後のことだ。
盆休みに嫁と実家に帰省したとき、俺の母親が嫁にこんな昔話をはじめたからだ。
俺は生後数日後に産院の中で誘拐され騒ぎになったらしい。
すぐに同じ産院の中で俺は発見されたわけだが。
誘拐の犯人は中絶するために入院していた水商売の女性だった。
子供を堕したもののやはり子供が可愛く、たまたま生まれたばかりの俺を見かけ
つい自分のベッドにつれてきてしまったらしい。つまりあの時怒り狂って部屋に来た二人は、助産婦と俺の本当の母親だったわけだ。
でも俺にはこの女性を責める気持ちはまったく無い。
というか、その後のこの女性の人生が幸福であったことを祈っている。ところでこのことから考察すると生後間もない乳児にもある程度の判断力があるような気がする。
すなわち、人間の男女の判別・老若・喜怒哀楽恐怖の感情・好き嫌い などだ。 - 188 :本当にあった怖い名無し:2011/12/18(日) 16:11:28.10 ID:H9nsX4nw0
- 憶えているぜ。
あのとき婆さんと二人で怒鳴り込んで来ただろ?
ていったら、俺の母親はびっくりして目を丸くしてたよ。
『第2573話 生後間もない記憶』へのコメント
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/12/19(月) 23:01:11 ID:6a838863e
その記憶、地つづきじゃなくてよかったね。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/12/20(火) 12:15:12 ID:50012d6f8
赤ちゃんも侮れないな
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/12/20(火) 23:50:15 ID:b29e4d11c
ママだけを本能的に好きだとおもうわけじゃないのか…
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/12/21(水) 14:46:04 ID:4ffd13c9a
実のお母さんとはずっと折り合いが悪かったのかな?
あと誘拐した水商売の女性とは前世とかで何か縁があったのかも知れないね。 -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/12/21(水) 20:03:06 ID:1106ecd2f
人は赤ちゃんの時の記憶は
全てトラウマに繋がるため
完全に記憶を忘れるらしい
何歳にかは忘れたが -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/12/23(金) 00:30:49 ID:6e56c4372
うちの父は初めてハイハイしたときのことを覚えていると言っていた。
「居間の畳の上で腹ばいに寝ていて、なんか手足を動かしたら前じゃなくて後ろにずりって下がったんだよ。そしたら周りにいたおやじやおふくろや、とにかく大人が一斉に「おぉーっ」と歓声をあげたんだ。もうはっきり覚えてるよ。そのときに着てた着物の絣の柄まで覚えてる。」まさかぁ、と思ってたけど、自分の子供たちアンド姪っ子がおなかの中にいたときのことや産まれたときのことをしゃべってくれたりしてから、そういうこともあるのかも、という気になってる。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/12/23(金) 10:54:38 ID:ed6393597
子供は言葉が話せるようになると記憶が残るようになると何かのテレビで言ってた
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/12/25(日) 01:10:43 ID:199838405
記憶って不思議だなぁ
こういう話大好き -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/12/28(水) 01:39:05 ID:4b15900c9
うちの姪は、ある日昼寝から起きていきなり「〇〇(自分の名前)、ママのちんちんからでてきた」って言ったらしい。
実際はまんまんなのだが。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/01/09(月) 15:28:53 ID:2461a6668
>憶えているぜ。あの時婆さんと二人で怒鳴り込んで来ただろ?
母親相手にこんな気障な口調の息子イヤだw
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名前:名無し 投稿日:2012/03/01(木) 16:43:45 ID:3ffa51a97
皮肉なもんだ
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/06/07(木) 02:48:54 ID:bc853a496
着眼点にワロタw
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/04(水) 22:11:39 ID:bccd21e3e
かっこよくていいじゃねえか
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/07/29(日) 22:17:50 ID:42b58cb96
言われてみれば日活の青春映画みたいな言い回しだわw
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/08/01(水) 19:36:23 ID:83499e3e8
長男も産まれた瞬間から身内と看護師の区別が付いていた。というのも、身内に抱かれると泣き止み眠るが、看護師など知らない人に抱かれるとギャン泣き。私の声を聞くと泣き止む。さっき出てきたばっかりでもしっかり判ってるじゃない、本と全然違うなぁと驚いたものだ。 その長男は一歳位まで興味を示すものや嗜好がジジ臭く、おじいちゃんみたいな子供ねとよく言われた。三歳の今では子供らしくなってます。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/08/14(火) 19:01:58 ID:15e8c8a3e
オイオイおまえらのツボはここか?www
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/08/16(木) 10:43:23 ID:e256bed6d
スギちゃんで再生すると気障でもないぜぇw
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/28(火) 13:27:37 ID:3403003f1
おいおいボウズ!てめーも隅におけねぇなぁコノコノ!
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/05/29(水) 17:17:38 ID:67d096909
まぁ、鳥類の「刷り込み」じゃないけど、側にいて優しくしてくれる女の人がいたらそれが母親だってことになるわな
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名前:スレ主 投稿日:2013/06/23(日) 18:42:18 ID:0eb987dcd
俺と姉貴がまだ小学生だったころの話。
夜8時くらいだったか、母親が突然「外に散歩しに行こう」と俺と姉貴に言った。
その時父親はまだ帰宅しておらず、内心面倒だったが有無を言わさず連れ出された。
近所の暗い川原をうろつくこと1時間、
だんだん不安になってきて「お母さん。もう帰ろうよ」と言ったら、「このままずっと歩くんだよ」と言われた。
その後暫く暗い川原を歩き続け、漸く母親が「もう家に帰ろ」と言い、帰り際俺と姉貴にアイスクリームを買ってくれた。
帰り道、アイスを食べながらなぜかほっとした思い出がある。この話には後日談がある。
あのとき俺の母親は、そこで俺と姉貴を殺し、自分もそこで自殺するつもりで包丁を隠し持っていた。
原因は父親の浮気や賭博癖で悩んでいたせいだが、あのとき俺と姉貴はそこで殺されていたかもしれないと思うと、
なにかやりきれない思いだ。あれから何十年もたってから知った真実だった。 -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/06/23(日) 19:15:40 ID:8eaedec05
なぜここに書いたし。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/12/25(水) 03:32:37 ID:8f75dd220
やはり母親とは確執があったってことか?
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/06/19(日) 10:01:12 ID:8efc0a837
某文豪の小説にもあるな。
よくトラウマにならなかったな。