第3238話 記憶と違う家

高校のときに付き合って、自然消滅しちゃった子が居て、昨日、地元に戻ってきたときにその子の家の近くを通ったんだ。
で、懐かしくなって家の前に行ってみた。

記憶と家が全然違って驚いた。

俺が覚えているのは、わりと建てたばかりの綺麗な家。いいとこの子だって記憶。
一番違うのは、家の下に駐車スペースがあって、2階の高さが1階になってる構造だったはずが、そんなのなくて普通の二階建てだったこと。
家も中古を買ったような古いもの。

誕生日にプレゼントを渡しに行ったとき、家の前のそれなりに高さのある階段を降りてくるところをはっきり覚えてるんだ。
そんで、目線より上の一階を見て話をしたことも覚えてる。

苗字は同じで、場所を間違えてるってことはないと思う。
ピンポンしようかと思ったけど、そこまでの勇気はなかった。

なんだか今でも納得いかなくてモヤモヤする。

構造が全然違うのは、>>735に書いたとおりなんだ。

その子が階段を下りてくる姿をはっきり覚えているだけに、違和感が抑えられないんだよ。