第3342話 古い電話機

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587 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/01/28(水) 12:43:22.49 ID:qBLiYyKn0.net
子供の頃、家には2台電話機があった。
ひとつは最新の大きい電話。もう一つは、小さくて古い電話。
古い方は全く使わないのに何故かずっと置いてあった。

でも、私はその電話が好きだった。
だって、その電話を使えば電話口からいつも違うお伽噺が聴けたから。
番号はあんまり覚えてないけど、1とか2とかを適当に押していれば勝手に繋がった気がする。
昼夜問わず掛けた記憶もある。

あれから大きくなって、ふとその事を思い出して母に聞いてみた。
「あの時の電話楽しかったなー。おとぎ話専用の電話だったの?」

「…あの電話機のこと?あれ繋がってないわよ。勘違いじゃない?」

祖母にも聞いた。
そんな電話あったのか、と言われた。

今はもう、その電話機は無い。
確かめようがない。

怖くはなかったけど、今でも不思議に思う。
もう一度聴けるなら聴いてみたい。

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『第3342話 古い電話機』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/01/28(水) 20:02:24 ID:e0451ac03

    いつも違うお伽噺って何本くらい聞いたんだろうか

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/01/28(水) 21:45:02 ID:7e084cd68

    妖怪(九十九神)の一種なのかなぁ、
    でも お伽話だけを一方的に話してくるんだ、
    楽しいね。

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/01/28(水) 23:09:54 ID:da4750046

    大量生産された物語に溢れている現代にこそ必要な電話だ

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/01/29(木) 00:07:16 ID:763957bb6

    楽しい思い出を壊しちゃうかもだけど、それって玩具の電話?

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/01/29(木) 21:21:52 ID:277fbc3b0

    ぜひともそのお話思い出して書いて欲しい~

  6. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/01/30(金) 00:27:27 ID:65de60d56

    そういう機能の玩具なんだったら「勘違いじゃない?」ってどういうつもりの発言なんだよ

  7. 名前:0-0 投稿日:2015/02/01(日) 16:27:26 ID:9cb82c98c

    なんだかほっこりしました

  8. 名前:  投稿日:2015/02/02(月) 16:21:45 ID:3656e1440

    お伽噺の電話番号は1なの?2なの?

  9. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/03/20(金) 03:11:07 ID:1c33aecf4

    なんだかもっこりしました

  10. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/03/30(月) 17:49:34 ID:cd3c93eb0

    もっこり禁止!
    子供の遊び相手になってくれるできた電話だ
    どこに繋がってたんだろうね

  11. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/05/07(木) 00:08:39 ID:e48ccf7a2

    イトコの家にも、昔二台電話が並んで置いてあったなぁ。
    黒い電話は、町内会?の電話で勝手に放送流れたりしてた記憶。
    ウチにはなかったから、不思議だった。

  12. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/08/04(火) 03:29:37 ID:170adc6a5

    昔 GIジョー電話にはまった。特殊任務で新たな地域に派遣されることになり、もう連絡がとれなくなるとのこと。一年後電話したらまだ同じことを言っていた。