- 47 ：本当にあった怖い名無し：2012/01/28(土) 01:35:53.47 ID:WZkrM62zO
- 面白い話ではないけど…
二度と行けなかった場所の話
出身は地方の田舎で大学が大阪だったんだけど、
大学紹介の下宿が凄いボロだったんで、電車通学になってもいいやと三年に上がる春に自分で探した部屋へ引っ越しをした。春休みで暇だし、引っ越して数日後に自転車で近所を散策した。
家から５分くらい走ったあたりで、家が密集している住宅街の真ん中に、満開の桜の木が沢山ある公園を見つけた。墳墓みたいに森を背負っていて、その森の木が全部桜みたいな場所。ソメイヨシノじゃなくて、八重桜の群だったと思う。凄い綺麗だったからその公園に入っていきたかったけど、地面が全て芝生？の緑で覆われてたから、そこに自転車を引いて入るのは駄目な気がして…
また今度歩いて来ようかなと、暫く眺めた後に公園には入らず帰った。 - 48 ：本当にあった怖い名無し：2012/01/28(土) 01:37:20.18 ID:WZkrM62zO
- お花見をしているんだろう家族連れらしき人たちが大勢居たし、普通の公園だとしか思わなかった。
友達に「家の近くに凄くいい公園見つけた」と話したりしてたし。
結局桜が咲いてる期間は履修登録とかで学校が忙しくてその公園に行く暇がなくて、６月くらいになってから、友達とお弁当を作ってその公園へ行こうという話になった。家から近いしすぐ着くと思ったのに、幾ら歩き回っても公園は見つからなかった。
その時は歩きだからかな、とか、桜が咲いてない時期だからわかんないのかも、と思って諦めた。でもその後、に家の近所の地図を見てみたら、公園なんてなかった。公園じゃなくて雑木林や墳墓とかかと思ったけど、そういう緑のある場所のマークも、近所には一切なかった。
単に地図に載ってない場所なのかとも思ったけど。
でも、それからあの部屋から引っ越すまで何年も何回も、桜の季節にも探したけど、結局あの公園には二度と行けなかった。確かに、一度は行ったのに。
あの公園って何だったんだろう。
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『第2637話 桜の公園』へのコメント
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日：2012/01/28(土) 17:38:54 ID：a03e240be
いいなぁ。お花見をしてたのはどんな類の人たちだったんだろう。
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住宅街にする為に伐採されちゃった桜の木達の記憶かもね、美しいけれども何か悲しい。
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公園自体は何処かに実在するのかも。そのときだけ遠方にワープしてたとか。
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ロマンテックー。旅する公園かも。このあたりにも来ないかな。
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確かちびまる子で似たエピソードあったな、二度と行けなかった洋館の話。
この桜の公園が創作だって言いたい訳じゃない。
さくらももこがコミックの後書きで実際に子供の頃、二度と行けなかった原っぱとかが沢山あった〜て、洋館のエピソードが実話をモデルにした話だって書いてた気がする。
だから、こういう異空間への扉って案外近くにあるのかもな〜と思った。 -
異なる時代に飛んだか、平行世界とかかな？
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そのまま公園に入ってたらやばかったかも
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永遠にその花見の中の一員になってしまうとか？怖っ。
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ずっと毎日満開の桜でお花見ってのも風流じゃないか
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そんな狭い世界に永遠に閉じ込められる事が？
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この話とはちょっとズレるが、子供の頃によく遊んだ場所に大人になったら行けなくなったというのはリアルで体験した。
小４の時に引っ越した（引越しといっても同じ市内）んだけど、元住んでた家の方には特に用事も無いのでそれ以来行くこともなかった。
10年くらい経って免許取りたての頃、車だと近いし久しぶりに行ってみようってことで一人でドライブしてきた。
「確かこの辺に神社（公園）があったはず…」とか幼い頃の記憶を手繰りながら車走らせてたんだけど、どうにも目的の場所に辿り着けない。
記憶の中ではかなり大きい神社で、隣接する公園もそれなりに広かったので10年やそこらで跡形も無くなるとは思えないんだが。
結局諦めて、元住んでた家のそばに車停めて缶コーヒー飲みながら散歩してみた。
そしたら、家のすぐ裏手がその神社だったw
歩いて3分くらい、しかも思ってたよりかなり狭かった…。
子供と大人の感覚の違いって、記憶を混乱させるほど大きんだなぁと改めて認識したよ。
チラ裏すんません。 -
向こうの世界の住人になれるチャンスだったのかも
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俺も二度と行けない場所が一つあるわ。
ロマンとはかけ離れてんだが、養鶏場。
独特の凄いニオイとかも覚えてんだが…
例の如く二度目三度目は探し回っても見つかんないっつうやつ。
場所の勘違いかなぁでﾇﾙｰしてたが、案外皆経験ありそうだな -
散らない桜に価値はない
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散り際に輝く桜!!
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さくらももこ
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自転車にGPSレシーバーをつけている俺は勝ち組
・・でも、そんな不思議な体験もしてみたいかも -
本スレの方で
「八重桜が咲くのは４月末からだから、春休みに咲いてる訳ない。これ創作だろ？」
みたいな意見が出てて、更にそれに
「暖かい年だと春休みに咲いたりする事もある」
「時間が少しずれた場所に迷い込んだ（ワープした？）体験だから、二度と行けなかったんじゃ？」
みたいな意見が出てたが…
自分は「その桜は散らない」派だな。
狂い桜もまたロマンチックだ。 -
チラ裏ってあやまる位なら本スレ行って書いてこいよｗｗｗ
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その感覚はすごい分かる。
年月を経て、行ってみると、物はそのままだけど、スケールとか雰囲気とか記憶とは大分違う。 -
子供の時の記憶って、しっかり覚えているつもりでもかなりいい加減だからね。
俺にも謎な記憶がたくさんあるよ。 -
散る桜が豪華で寂しくていとおしいんだよな～
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お。レス発見。このコメの主です。
狭い世界とは想像しなかったから新しい発見。確かにちょっと悲しいかな。
散らない桜に価値がない…あなたさん詩人だねぇ。 -
まとめサイトでコメ主と名乗る奴にたぶん本人は居ない
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似たような経験したことが。
友達の誕生日にお洒落なモノあげようと可愛い雑貨屋探してたときのコト。
近場はほぼ回っちゃって、あとどっかあるかなーって考えてたら、小学校のとき見た可愛いお店思い出した。入ったことはなかったんだけど、ピアノの帰りによく眺めてた。
で、まあまあの距離だしピアノ教室とその雑貨屋の場所覚えてたから自転車で向かったの。
ところが件の場所についたらただの寂れた美容室だった。ディスプレイも可愛くない。まあ、８年経てば変わっちゃうのか、とか思ってその日は帰った。
次の日に地元の子にその雑貨屋と美容室のこと話したら、雑貨屋なんかなくって自分達が小学生のころからずーっと美容室だった、って。
雑貨屋を見たのは夢なのかなーとか思ったけど結構はっきり覚えてるんだよね。
ガキの創造力の賜っていわれたらなんもいえないけど。 -
うたぐりぶかいな～～よほど厳しい人生を歩んできたんだな？
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GPSおかしくなるエニグマもあるんだ
お前さんもいつかあるかもよ -
私のはご飯屋さんだ、どうしても見つからない店
ザンギ定食がおいしくて、こどもの分を食べにくいからと小さくカットして持ってきてくれ
待ちくたびれた子供が飴舐めたいと言うのへ、騒ぎ出すと困るからいいよと言うと
「ご飯食べてからでしょ！」と叱ってくれたおばさんがいる店車を止めにくい駐車場や立地もはっきり覚えているし
何度も店があったあたりを走っているのにやっぱり見つからない古い街なら、こみいった道や裏通りにあって見落とすことはあるだろうけど
碁盤目のそこそこ広い通りで何度探しても見当たらないから不思議に思う -
な～に、私なんて200kmもドライブして再会したラーメン屋、臨時休業だった事ありますよ。あの悲しみに比べたら、異次元の二度と行けない定食屋の方が、ロマンティックで良いですよ。www
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お気の毒。
そういうのがしょっちゅうある人の話があったね。
徒労感が凄いだろうな。
何かロマンチックな話やね。