- 376 :本当にあった怖い名無し:2012/09/24(月) 20:25:43.73 ID:SAQyqtyT0
- 初めての書き込みで、とても不安だが書かせて下さい。
長文です。8年前、激務薄給の仕事を辞めた俺は、しばらく抜け殻のような生活をしていた。
やること無いし、金も無いしで、俺はよく近所の大きな公園を散歩していた。
数ヶ月ほぼ毎日通っていたら、公園のおっさん(ホームレス)と知り合いになった。そのおっさん、みすぼらしい格好はしていたが、言葉遣いは紳士的で知識も豊富。
ホントに色んなこと知ってて、地理・歴史・政治・経済・哲学・数学なんでもござれ。
話の内容を家でググるとどれも確かにホントだった。いつしか俺はそのおっさんと話するのが唯一の楽しみになっていた。
- 377 :376:2012/09/24(月) 20:26:51.89 ID:SAQyqtyT0
- 出会って半年位したある日、俺はおっさんが好きだというワインとチーズを持っていった。
とても喜んでくれて、俺も嬉しかったしとても楽しい会話をしていたんだが、
宴もそろそろ終わりという頃、唐突におっさんが真顔になってしゃべり始めた。おっさん「○○くん(←俺)、君はやさしいね。」
俺「別にそんなことないですよ。」
おっさん「いや、○○くんは誰とでも分け隔てなく接することができる。これは、誰
もが出来ることじゃないんだ。」
俺「違いますよ。××さん(おっさん)だからこうして話しが出来るだけですよ。誰とでもは出来ないです。」
おっさん「うん。でも君は、君が思っている以上に、人に偏見がない。それは、とても尊
いことで、私は君のそういうところがとても気に入ってるんだ。」
俺「・・・まあ、よく分かりませんけど、ありがとうございます。」
おっさん「君のおかげで、私も久しぶりに人間らしい会話ができた。お礼がしたい。
これから言うことを真面目に聞いてくれるかな?」
俺「お礼?いや、されるほどのことなんてしてないですけど、話は聞きたいです。」こんな意味合いと調子の会話だったと思う。 - 378 :376:2012/09/24(月) 20:27:45.54 ID:SAQyqtyT0
- その後の話は、はっきり言って、かなりぶっ飛んでいた。
会話調で書きたいんだが、長いので以下要点をまとめる。まず端的に言うと、おっさんには未来が見えるらしい(能力について)
・おっさんには未来が少し見える(イメージ映像)。
・その能力のせいで人生失敗した。
・どこでいつ誰がどうなるという程、正確に見えるわけではない。
・大きな事象(大震災とか大事故、戦争)なんかは凄惨な映像が浮かんでくる
・その事象が近づくにつれ、映像はより鮮明になってくる
・映像の鮮明具合で、凡そ時期が分かる(ずれることもあるらしい)
・身近な人やよく行く場所などの未来も見える - 379 :376:2012/09/24(月) 20:31:16.50 ID:SAQyqtyT0
- (俺について)
・間もなく就職できる(早けりゃ今月くらいと言われた。)
・しかし離職する(時期は言わなかったが、見切りも必要と言われた)
・近いうち結婚する(2年以内。)←当時彼女なし。ないない!と俺は笑ってた
・しかし離婚する(時期は言わなかった。)
・手を怪我する(来年。多分骨折。)(大きな事象について)
・大きな列車事故が起きる(1年以内。凄惨で死者10や20では済んでそうにない。)
・大きな地震で津波がくる(10年以内。かなりでかい津波。場所がわからん。千葉?静岡?)
・日本で戦争が起こる(30年以内。大きな海戦。中国?ロシア?)大体こんな感じ。 - 380 :376:2012/09/24(月) 20:32:09.52 ID:SAQyqtyT0
- お礼になってるかどうかはともかく、
その予想がどうなったかというと俺については一つを除き全て当たった(と思われる)。・俺はその1ヵ月後にトントン拍子で、割と希望するところに就職
・離職はしていない。(ここがはずれた)
・結婚はした。(1年後、周囲に押されるような形でしてしまった)
・離婚した。(3年後、嫁の浮気が発覚)
・右手を骨折。(結婚直後に、酔っ払って転倒) - 381 :376:2012/09/24(月) 20:32:57.05 ID:SAQyqtyT0
- ただ、離職もしそうにはなった。入社してすぐに直属の上司に嫌われて、3ヶ月
ノイローゼ状態で辞める寸前だった。でも無職の苦しさを知っていた俺は、それこそ
石にかじりつくように耐えた。そしたら、直属の上司が転勤。なんとか持ち堪えた。大きな事象については多分、2つは当たった(と思われる)。俺がおっさんから話を聞いたのは、2004年の秋。
列車事故というのは、2005年4月の福知山線脱線事故のことだと思う。
地震と津波については、みんなの想像通り東日本大震災だと思う。
戦争については、まだ起きていない?と思ってる。 - 382 :376:2012/09/24(月) 20:33:46.34 ID:SAQyqtyT0
- おっさんは翌年の春頃までその公園にいたが、急にいなくなった。
就職してからというもの平日は帰りが終電近くとなり、土日も大体出勤。
何よりノイローゼ気味で、自然と公園から足が遠のいた。
それでも暇を見つけてはたまに行って、他愛無い話しをしていたんだが、
1ヶ月ぶりくらいに行った花見真っ盛りの時期に、忽然と姿を消した。今、中国とのキナ臭い報道が増えて、実は少しビビッてる。
戦争?なんてよぎり、色々思い出して誰かに聞いてほしくてたまらなくなった。あと、おっさんが今どうしてるかなぁ?と気になってる。
人柄が好きだったし、きれいにすれば白髪の英国風紳士で素敵だったと思う。
一度でいいからまた会って話がしたいなぁ。
長文、駄文失礼しました。
- 383 :本当にあった怖い名無し:2012/09/24(月) 21:18:28.00 ID:Gd7CoT8tO
- へぇー面白い経験したねちゃんとしたとこに落ち着いてるといいね、その叔父さん
- 384 :本当にあった怖い名無し:2012/09/24(月) 21:43:40.26 ID:MYmGNO7D0
- 興味深い話ですね。
知性と品格を持った不思議なホームレスおじさん。 - 385 :376:2012/09/24(月) 21:59:36.52 ID:SAQyqtyT0
- >>383
本当にそう思う。
もしかしたら、すごく立派なことされてそうな気がする>>384
アンバランス感がはんぱなかった - 386 :本当にあった怖い名無し:2012/09/24(月) 22:25:09.08 ID:zgW8uMHs0
- 戦争について具体的に教えてもらえませんか?
長期戦になるのか?とか、日本は勝つのか負けるのか?とか - 395 :376:2012/09/25(火) 08:52:48.53 ID:omnv/WDE0
- >>386
戦争については、まだ先だったようで勝敗はおろか
相手さえ分かってない感じだった。
今となっては、一番聞いときゃ良かったと思う。正直、戦争なんてあまりに荒唐無稽でピンとこなかった
当時(今もだろうけど)は、次の大地震は東京にくると思ってたから
おっさんの見えた津波映像がどこなのか?ってことばかり聞いてしまった。 - 396 :376:2012/09/25(火) 09:16:35.57 ID:omnv/WDE0
- でも、戦争について少し言ってたのは
「あれだけ撃ち合えるんだから、日本も相当な軍を持ってると思います。」
「小泉さんがそうするのか分からないけど、強いリーダーが台頭するのでしょう。」
「早晩、政権が変わるのかもしれません。政治には関心を持って下さい。」ってなことだったと思う。 - 401 :本当にあった怖い名無し:2012/09/25(火) 12:02:25.94 ID:7v3mcs1i0
- >>376、気にすんな。
未来の戦争について語られると困る奴が創作認定しているだけだ。
尖閣見てりゃ分かるよ。何か思い出したことがあったら追加情報、きぼんぬ。
強いリーダーのこととか、専守防衛なのにあれだけ撃ち合えるほどの戦闘になった経緯とか。
当時は撃たれても撃ち返すなって風潮だったからなぁ。 - 403 :376:2012/09/25(火) 12:49:08.01 ID:omnv/WDE0
- >>400
そう思われても仕方ないと思います。>>401
ありがとう。
何か思い出せればいいが、多分戦争については前述くらいの
ことしか話してないような気がする。スマン。どこに書こうか迷ったけど、ココが一番受け入れてくれそうなので書きました。
信じ難い話で、元嫁以外誰にも話したことがありませんでした。出し切って自分としてはかなりスッキリしました。
信じてくれた人もそうでない人も、読んでくれてありがとう。 - 405 :本当にあった怖い名無し:2012/09/25(火) 13:00:42.37 ID:7v3mcs1i0
- >>403
地震や電車事故は、話に聞いた通りだったの? - 411 :376:2012/09/25(火) 13:42:06.66 ID:omnv/WDE0
- >>405
列車事故はかなり合ってたと思います。
俺が「山で土砂くずれか?」とか「トンネル崩落か?」って聞いても
はっきりと「違います。都心に近いかもしれません。」と答えてた。
かなりひどい光景だったようで、あまり描写は言わなかったけど
「脱線したんだろう。」という話。原因までは分からないと言ってたが、
おっさんは「テロの可能性もあります。」とは言ってた。震災はおっさんがかつて行ったことのある千葉沿岸部という気がすると言ってた。
でも、少し自信なさそうだった。
「防波堤を乗り越え、川を上リます。おそらくかなりの家が飲み込まれるでしょう。」
ここで、俺が「静岡方面ではないか?」と余計な横槍入れたもんですから、
おっさんも「その可能性もあります。」となって、その後場所特定に走ってしまった。もう少し黙って聞いていれば、もっと貴重な情報が得られたかもしれません。
アホでした。総じて聞いた話と乖離してなかったように思いますが、
まぁ、俺が都合よく脳内補正している可能性もあります。