- 613 :名無しさん@おーぷん :2016/04/20(水)18:37:15 ID:zyt ×
- 自転車通学していた頃、早起きして清々しい気分だったので、早く家を出た。
優雅な気分でペダルを漕ぎ、下り坂を下っていた時。途中で、ブレーキがハンドルにペッタリくっついた。
それで、指を思いっきり挟んで痛かった記憶がある。それはそうと、ブレーキは効かなくなりスピードが異常事態だ。
下りでスピード落としてるとは言え、車を追い越していくくらい。俺は足掻いた。日頃から死んだ方がマシな人生だ!と思っていたが、とにかく必死にあがいた。
足で止めようとすると靴だけぶっ飛び。
どこか飛び降りようと何度も試みたり。
この先の坂道を利用してと思ったが、工事中で看板が道塞いでたり。とにかく何もできなかったんだ。
そして時はきた。
魔の急カーブをどうにか切り抜けた先に、赤信号。
しかも、車ビュンビュン往来してる。
それを目の当たりにした瞬間、時間がスローモーション。更に、時かけと重なり歌が脳内再生された。
俺は笑った。ガチで笑い、そして冷静に考えた。
この信号さえ切り抜けたら海がある。抜けれたら飛び込もう。スローの中、信号機を睨み続けた。
しかし青になることはなかった…
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『第3460話 スローモーション』へのコメント
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2016/04/22(金) 20:11:15 ID:f047fc44f
これはブレーキを強く握ったということではなく壊れたってことか?
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2017/03/06(月) 01:07:58 ID:0459cae4c
時をかける613
転んででも止まれよ