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第2226話 小屋の中のラーメン

63 :本当にあった怖い名無し:2011/02/27(日) 07:34:01.48 ID:eYOjPfioP
小学校の冬休みの時のことだったと思う。
珍しく、僕は友人とスケートを滑りに行った。
その帰り道、時間は7時ぐらい、日もとっぷりと暮れ、
僕の家までもう、4,5分というところで、友人が、
ある小屋の中を覗いてみないか、と言い出した。

その小屋とは、駅前に、駅の乗降客目当てにお焼きを売っていたもので、
その線が廃線となってからもしばらくは頑張っていたが、
今は人気なく、何もない、ただ、道があるだけの四角に
ひっそりと立っていた。

疲れていたし、もう、遅かったけれども、家がもう近いこともあって、僕は同意した。

と言っても、中は物置くらいのスペースもなかった。
一応、二つにしきられていて、奥の材料やらなんやらを置くスペースと、
手前の、おやきを焼いて、客に渡すスペース。
その、ぽっかりと四角く開いた開口部から、街頭の明かりが中を照らしていた。

64 :本当にあった怖い名無し:2011/02/27(日) 07:35:12.22 ID:eYOjPfioP
と、その時、僕らはありえないものをそこに見た。
その開口部につけられた棚の上にあったのは、ラーメンだった。
オーソドックスな醤油味。麺はどこかの製麺所の縮れた黄色い色。
具は、メンマにホウレンソウ。チャーシューやゆで卵がのっていたかどうかは記憶にない。
それが、どこかの中華屋の丼に、ごく普通に収まっていた。
恐る恐る、小屋の中に吹き込んでいた雪で、雪だまを作って中に入れると、
それは、ぽちゃんと、中に沈んだ。

僕らは一瞬固まってから、「うわー」とか叫びながら飛び出した。
有り得ないのだ。
小屋とは言っても、ぽっかり開いている開口部で、雨はしのげても、
この寒さでは寝れば即凍死。誰かが住んでいるなどありえないのだ。
しかも、ラーメンは、湯気こそ立っていなかったが、凍ってもいなかった。
と言うことは、僕らが小屋に入る少し前にそこに置かれたことになる。

あれはなんだったのか?
その後、昼間とかに調査してみれば良かったのでしょうが、
結構充実した小学校生活を送っていたのか、そのことはあっさりと忘れてしまいました。(最近思い出した)

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