第3725話 古ぼけた写真

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521本当にあった怖い名無し2021/03/04(木) 12:05:13.39ID:oRK0aiOt0
もう随分前になるんですけど、山に関する怖い話を書くスレに「友達と田舎の山に登ったら夜遅くなってしまって、ひとまずそこで一夜を明かそうとしたら不思議な男の子に街まで案内してもらった」みたいな話を書いた者です
私は数年前に結婚して、一昨年に夫の実家近くに引っ越して義母と同居しています
義母との同居と並行して家族のない義母のお兄さん(夫にとっての伯父)も近くに住んでいたので掃除や食事を持って行ったりしていたのですが、その義母のお兄さんが去年亡くなられました
いろんな手続きだったり立て込んでしまって義母のお兄さんの家はしばらく片付けも進んでいなかったのですがようやく先日義母と一緒に片付けに入ることが出来まして、引き取り手もなさそうなものを箱詰めしていた途中、義母が「懐かしい」といって見せてきたのが古ぼけた写真でした
この地域のお祭りの写真みたいで、大人も子供も大勢が並んだ集合写真です
「この人が亡くなったお兄さんの子供の頃」といって義母が指差した男の子を見た途端、本当に驚きました
お兄さんだと指差していた男の子は、私が十年近く前に山で迷った時に案内してくれた男の子に違いありません
もう記憶も随分曖昧だったのですが不思議と確信しています、祭りの衣装(法被?に見えるんですが丈が長いものです、正式名称は分かりません)のデザインも記憶にある男の子の服装とそっくりです
あの時、男の子は私に「おじゃみを貰いにきたんや」と言っていました
当時は何のことか分からなかったのですが、もしかしたら義母なら知っているかもと思い尋ねてみたところ、おじゃみとは「お手玉」のことで、近年ではお祭りの最後に子供たちに配られているお菓子の詰め合わせは昔は豆を詰めたお手玉だったそうです
やっぱり義母のお兄さんがあの時の男の子だったのかもしれません
文章が下手でごめんなさい

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『第3725話 古ぼけた写真』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2022/03/20(日) 23:30:30 ID:4b989cdbe

    こういう話、すき

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2022/05/23(月) 20:01:28 ID:e15374e21

    元の話が読みたい。

    山の中で、どちらかがタイムスリップしてたのかな?

    伯父さんが生きてる時に子供の頃こんなことがあったよって話をできてたらよかったのにね