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第2296話 工場の事務所で

778 :本当にあった怖い名無し:2011/05/11(水) 18:24:46.16 ID:JaFQSZh50
2つに分けて書き込みます。
(1/2)小学校低学年の時の話。
母が用事でいなかったため、しかたなく父の職場に連れていかれた。
日曜日だったので工場には工場長の父と私だけ。
事務所にいなさい、絶対に出るなと言われ父は仕事をしにいった。
しばらくしてどうしても探検したくなってしまい、こっそり事務所を出ようとドアに手を掛けると、空いていたデスクの椅子が勝手に動いた。
人が立ち上がるようにスゥっと。
怖くなって急いで事務所を出て、父を探そうと工場へ続く2枚のドア(ガラス窓がついてて向こうが見える)に向かったんだけど
今度はそのドアが勝手に開いた。向こう側の一枚が。ガラスの向こうには誰もいなかったのに。
779 :本当にあった怖い名無し:2011/05/11(水) 18:25:32.69 ID:JaFQSZh50
(2/2)父の所に行くにはそのドアを通らなきゃならないが、とても怖くて行けなかった。
半べそで事務所に戻ろうとすると、後ろから
「危ないよ」
とはっきり聞こえた。男性の声だった。

仕方なくしばらく事務所でいじけてたら父が戻ってきたので、泣きながらことの顛末を説明すると、少し考えてから教えてくれた。
椅子が勝手に動いたデスクは先日突然亡くなった事務員のおじさんの机だったと。
工場には危ない機械がたくさんあるから、お前が工場に行かないように見ててくれたんだろうと。
そうかまだ○○さんは仕事しに来てるんだな、と父は呟いてた。

ただの怪談ぽくなってしまったorz
心霊現象だけど座敷わらし的な記憶なので(怖かったけど)
こちらに書き込ませていただきました。
長文失礼しました。

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