- 77 :1/2[sage] :03/05/01 01:56
- 私が小学生の頃のお話。怖くないですが、不可解でした。
二年生くらいの時に、友達の家に遊びに行っていたのですが、
二人で寝転がってごろごろと絵などを描いて遊んでいたら、
いつの間にか身体の下にシャープペンシルの芯が。
低学年の頃は「筆圧が弱くなる」と言われてて、私達は
専ら鉛筆を使わされており、「なんでここに芯が?」と思いましたが
「散らばってたよ~」と友達に芯を集めて渡しました。
その子には高校生のお姉さんがいたので、「あ~きっとお姉ちゃんのだね」
とか言いつつ納得。またゴロゴロしながら遊んでいたら、
今度は二人の身体の下からシャープペンシルの芯が出てきました。
それも1~2本単位じゃなく、数十本単位だったので
ちょっとおかしいな、とは思ったのですが、片付けそびれたやつが
あったのかなと深く考えずにまた二人で集めて別の所に
芯を置いて、懲りずにゴロゴロしてました。
……そしたらまた芯が出てきたんです。さっきよりもすごい数で。
友達のいたずらにしても、私のお腹とカーペットはずっと密着していたので
その間に芯を置く事は出来ないのに…。
「ねぇ…また芯が出てきたよ…」
いたずらだよね?と友達の目を窺うと、友達は真剣な目で言いました。
「さっきから二回も芯片付けたよね?で集めた芯はあっちに置いたし…
私の身体の下からもいっぱい出てきたよ…」 - 78 :2/2[sage] :03/05/01 01:56
- 一瞬二人は目を見合わせて、次の瞬間ダッシュで家を飛び出しました。
家のドアを開けるとその下に、季節は真冬だったのに来た時には無かった
蝉の死体がありました。
訳分からなくて、その子のお家の人が帰ってくるまで
外に避難していました。
シャープペンシルの芯と蝉の死体って関連性が無いのですが
どちらも小さい頃の私には異常に思えて怖かったです。
今大人になって考えると大した事じゃないのですが、
(そしてどちらにもそれらしい説明をする事は可能ですが)
不可解だったのでカキコしてみました。