- 335 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/05/11 20:15
- 今から約12~13年前位だったと思います。
父の車が車上荒らしに遭い、財布ごと盗難されました。
約20万円強入っていたそうです。
警察に届けを出しましたが、その財布やお金、
カード類などは返ってきませんでした。
当時はバブルだったとはいえ、20万一気に盗まれるというのは
家族の中でもかなりショッキングな出来事でした。さてそれから1週間くらい経ったある日、
母が近所のちっちゃいスーパーの入り口脇に不自然に落ちていた
黒い財布を拾いました。
不自然と書いたのは、その財布は誰かがわざとすみに置いたかの様に
キレイに落ちていたそうなんです。
それを見つけた母は、すぐに店員に渡し、
財布が落ちていた旨の店内放送をかけてもらったそうです。
なにぶん田舎の小さいスーパーだし、すぐに落とし主が見つかると
思っていたそうです。
それから更に数日後、そのお店に行くと店員さんが母に
「落とし物の放送もあの日何回もしたし、張り紙もした。
けれど持ち主がでてこない。いつまでも持っているわけにはいかないので
警察に届けるが、拾い主は母でよいか?」と聞いたそうです。
「いいよー」と答えて、その時は母初めて詳しいお財布の中身を知るのですが
黒いお財布のその中は、身分を証明するような物は一切なくて
あるのはただお札だけ。しかもピン札。小銭も入っていなかったそうです。
・・・その額は20万円。警察に届けたあとも持ち主が見つからず
母は半年後そのお金をゲットします。
父が落とした額と殆ど同じ額のお金が入っていて、
結構大金なのに持ち主が現れない。
当時は不思議でしたが
今は気楽にみんなで「プラスマイナスゼロだったね」なんて話しています。