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第314話 遠慮する守護霊

840 :あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] :03/07/04 16:23
高校の頃友達と朝釣りに行った
行く途中友達が山の方見ながら火の玉が見えると言い出した
おれには見えない 嘘とは思えないので一応塩を取りに引き返す事になった
その途中横断歩道で左右確認してると友達の顔が目に入ったなんか見たらしく恐怖で顔が引きつってる
その時おれにも友達が何を見たのか分かった気がした
おれの頭に浮かんだ妖怪のような男を友達に説明すると
友達もそれと同じ者を見たという
小泣きじじいぽくて下半身はない
両腕がカマのようにしなってる 頭は丸く小さい
友達が言うにはそいつがおれの背中にランドセルのように
くっついていたらしい

まったく不思議な話だった

841 :あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] :03/07/04 16:35
それから大学に入って霊が見える、霊と話せる奴(自称)と知り合ったそいつにその当時のことを話して聞かせた
そいつが言うにはおれも一緒に見てるんだが
認識してなかったと言われた

つまり目で見てるんだが脳で認識してないってことだろうか
さらにいたずら好きの自縛霊でもみたんだろうと言われた
霊って妖怪ぽい姿ありなの?って聞くと
ありだそうだ

それから頼んでもないのにおれの守護霊の話を始めた
つい1月前に死んだじいさんが守護霊として
ついてるらしい
その当時付き合ってた彼女からも同じこと言われた
俺と彼女が仲良くしてる最中 守護霊である
じいさんは遠慮して外に出て行くらしい

なんだか申し訳ない気分になった

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