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第332話 ダッシュ

838 :あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] :03/10/23 12:44
たいした話じゃないかもしれないけど、一応書きます。

中学生の頃、文化祭かなんかの準備で学校の教室に残っていた放課後のこと

自分の作業も一段落したので、息抜きしようと1人で教室(2階だった)を出て廊下へ。
何気なく階段を降りて1階へ行くと、そんなに遅い時間でもないのになぜか誰もいない(というか、いないことをなぜか確信してた)
その時になんとなく「今ここを走ったらすごく早く走れる気がする」と、どういうわけか急に思ったので、
廊下の端から端まで(結構長くて50メートルぐらいあった)思いっきりダッシュしたら、自分でも思った以上のスピードが出た
元々、足は遅いわけでもなく比較的速い方だったが、たぶん普通にダッシュする時の2倍以上の速さを感じた
まぁ基本的に廊下は走っちゃいけないし、誰も目撃者はいなかったけど、なぜかその廊下に違和感があったのを記憶している。
その後、普通に階段を昇り、自分の教室へ。再び作業に戻りました。

しかしそれ以降、同じ場所や他の場所でダッシュを試みてもそんなスピード感は得られず……
体育の授業などでタイムを計っても、いたって普通のタイムでした。

あれは何だったんだろう?
なんとなくあの日、あの時の廊下は異空間だったのではないかと勝手に思ってます。
ただの自己暗示かもしれないけどね。
長文スマソ

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