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第367話 シャボン玉

634 :あなたのうしろに名無しさんが・・・[sage] :04/07/20 00:34 ID:RkSi3L9r
>>618読んで思い出した。

自分が小学5か6年生の頃の話。
星空を見るのが好きな自分は、
ある冬の夜に自宅の物干し台で空を見上げていた。
当時の自宅はビルの谷間に建つ木造住宅だった。
自宅の前には8階建てのビルが建っていて、
そのビルの屋上には数メートルの高さの広告塔(四角柱)が乗っていた。

都会なので星は少なかったけど、その数少ない星を眺めていると、
南の方から何かが飛んできた。

それは直径2・3メートルはありそうな、
巨大シャボン玉状の物体だった。
風に揺れる大きなシャボン玉と同様に、
ぶよぶよと歪みながら飛んできたその物体は、
割れもせずに向かいのビルの広告塔の更に上を通り過ぎていった。

物体は透明なので向こう側の夜空が透けて見えていた。
透明といってもシャボン玉のように、
表面が街の灯りを反射してキラキラするので形が見えていた状態だった。
そして南から飛んできたそれは、北の方角へ飛び去っていった。
自宅はビルの谷間だったので、すぐに他のビルに隠れて見えなくなったが。

未だにアレが何だったのかは判らない。
風をはらんだ大きなビニール袋の見間違いではない(角とか継ぎ目は無かった)。
似たようなものの話も聞いたことがない。
何か似た話があったら教えて欲しい。

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