- 408 :本当にあった怖い名無し[sage] :04/08/31 23:09 ID:G1T9CDd5
- 子どもの頃、休日幼馴染の家で遊んでいたら昼になったんで、
昼飯食いに一旦自分の家に帰ることにした。幼馴染の家を出て、20mくらい歩いた所で、不意に子ども2人の泣き声が聞こえた。
自分は何故かその声を聞いて、直感的に「男の子と女の子の声だ」と思い
何の気なしに声の聞こえてくる所へ歩いていった。
そこは表通りからは見えにくい民家と民家の間だったんだが、
「ここに泣いてる子どもがいるのだな?」と思って覗き込んだら
白い猫と黒い猫が2匹、同じポーズをしてこちらを向いていて、
子どもの泣き声だと思ったのは、その2匹の鳴き声だった。しかしどうも猫の大きさがどう考えてもおかしい。顔も耳も猫のそれなのに
身体だけダルメシアンの成犬くらいの大きさがあって、
足も長いし体躯もすらっとしている。
子ども心に「何か変だ・・・」と一抹の不気味さを感じて暫く観察してたんだけど
そのうち腹がどうしようもなく減ってきたんで、一旦家で飯食ってから
もう一度ここに来て観察してやろう!と思った。で、昼食を摂って戻ったんだが、もうその猫は居なかった。
今考えると、泣き声を聞いただけでどうして女の子と男の子だと
分かったのかも謎だし、何よりも猫の身体が謎。
ただの斑の出なかった白と黒のダルメシアンなんじゃねーの?と
自分でも思ったりするが、確かに顔は猫だったんだよなぁ・・・。今でもたまに思い出す、不可解な体験。