不可解・不思議体験まとめサイト【エニグマ】

第654話 「ケーッケッケッケ」

394 :本当にあった怖い名無し :2005/11/14(月) 00:31:07 ID:kKB4cFVLO
11才の時、母の友人宅へお呼ばれして泊まりました。夜中、フッと目を覚ますと甲高い声で
「ケーッケッケッケ」と、何度も人をバカにする様な声が。まるで小人の様な小さい生き者の笑い声です。

左隣にオバサンはそれに気付く事なく熟睡中。
私の右側にはオバサンが飼っている柴犬も気付かずに寝ている。
二階建なので、二階の部屋に誰かが居て笑ってるんだなと、奇妙な笑い声に対し半信半疑に思いながらも無理矢理そうこじつけて私もまた寝ました。
次の日オバサンに笑い声の事を言うと
「みんな旅行へ行ってるから私たちしかこの家には居ないよ。だからその笑い声は勘違いだよ」
と言われました。私も子供だったので、オバサンの言うとおりかな?と、その場では納得。

それから一年ほど経ち、そんな出来事があったなんてすっかり忘れてた頃です。母と買い物へ行き、帰る時に母が
「買うの忘れた物があるから、ちょっと此処で待ってて」と言われ、そのショッピングセンターの広場みたいな所で一人待つ事に。
忘れもしません。
曇り空で今にも雨が降りそうな天気。
私の目の前には女の子の銅像が立ってました。

「お母さん早く帰ってこないかなぁ」
ボーッと立ちながらそんな事を思ってました。
そして何げに曇り空を仰ぎ見てると、あの時の笑い声が。
「ケーッケッケッケ」
と…。
周りに人はたくさん通っていて、誰か一人くらいはこの声に気付いてるはず、
そう思って周りをキョロキョロ見渡しても、誰も振り返りもせずに普通に歩いていくだけ。

こんな昼日中、まさかあの笑い声を聞くなんて…
真夜中ならば夢だったのかなぁって思えなくもないですが、こんな昼間に…

帰ってきた母に真っ先にその笑い声の事を興奮して話しましたが、霊感のある母は
「何なんだろうね、一体」そう言われただけで終わりました。
でもそんな笑い声も、その幼き頃の二回しか聞いてはないですが、今だにあれは何だったんだろうか不思議に思います。

長々とすいませんでした!

モバイルバージョンを終了