- 509 :本当にあった怖い名無し :2006/01/09(月) 20:35:31 ID:gqvinURw0
- 会社の同僚の話を一つ、、、1/2
去年の夏頃の話だが、自分の家の近くに住んでいる会社の同僚Aと出勤時バスの中で合った。
普段Aはバイクで出勤するのだが、その日は雨が降っていたので、バスと電車を乗り継いで
出勤したらしい。そして会社についたら嘘のように晴れていたのを覚えている。
会社についたらAが担当していた取引先がつぶれたという話で持ちきりになっており、
Aも急がしそうに電話したり、次々訪れるクライアントの接客で忙殺されていた。
結局、上司が気を利かせて取ってくれた寿司とニセユンケルで昼飯を取ったのは
五時近くだったと思う。その頃にはAもへとへとになっており、端から見ても気の毒だと思った。
最終的に会社を後にしたのは十一時になった。自分とAと先輩数人で裏口の警備員室前で
散開となった。 - 510 :本当にあった怖い名無し :2006/01/09(月) 20:37:31 ID:gqvinURw0
- 自分と先輩は地下鉄の方へ、Aは駐輪場の方へよたよたと向かっていった。地下鉄前の横断歩道で
信号待ちをしていると、Aのセンスの無いフォルツァが前を横切り国道へ向かっていった。
自分はそのまま先輩と地下鉄に乗り、先輩が持っていた傘を見て、また傘を会社に忘れてきたことを
思い出した。そして気付いた。Aはいつバイクを取りに家に戻ったのか?
確かにAはクライアントの工場に事情を説明しにいって2時間ぐらい会社から離れた事が
あったが、工場は全く逆方向だし、営業車に社長も同乗していたので、どこかに逃げることも
できなかったはずである。
後日Aにその事を訪ねたが、Aはどうやって家に帰ったのか覚えていないという。うまく書けた?