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第704話 不思議な怪我

720 :本当にあった怖い名無し :2006/01/18(水) 12:43:29 ID:XdOJXPVk0
不思議な体験というか、なんか虫の知らせのような体験。
去年の大晦日に実家の墓を一人で掃除しに行った。
掃除も終わり、さて帰るかと車に向かっていると突然右手の親指に痛みが走った。
俺は驚き、痛みの元を凝視した。
親指の指先から2cmくらいがパックリと割れ、血が垂れていた。
結構深い傷で、車の中にあったティッシュペーパーで傷口を押さえ、家路についた。
家に着き、「墓地で掃除中の怪我なんて、なんか嫌だなー」とか考えながら、
消毒し、絆創膏をきつく貼って止血した。
墓で、しかも親指を怪我するような物も触っていないのに何故?と考えながら、
その日はまぁいいかと、紅白を少し見て眠りについた。
次の日、朝風呂に入り、絆創膏を変えようと剥がすと、
傷口が開いてしまいまた流血。再度消毒し絆創膏を貼る。

そしてその日、まさに元旦にじいちゃんが急死。
食べ物をうまく飲み込めず、喉に詰まってしまい亡くなってしまった。
病院からじいちゃんを家まで連れて帰り、布団を敷き横にしてあげた。
強烈なショックを受け、泣きっぱなしだった。
その日はじいちゃんの家で今後の葬儀等の打ち合わせをして、
悲しみを抑え帰宅。何時間泣いたか分からない。
翌日、絆創膏を変えようと思い、剥がす。
すると、なんと傷が塞がり皮もくっつきほぼ完治に近い状態まで回復していた。
うっすら皮の端っこは残っており、怪我の痕跡はあるが、きれいになっていた。
たった一日でここまで治るなんて・・・と不思議に思った。
今考えると、あの怪我は虫の知らせだったのかなーとか思う。
大晦日にじいちゃんとこ行っていれば会えたのに・・・。
怪我をした時に、何か嫌な予感はした。
それが何だったのかはその時は分からなかったけど、
その予感が的中してしまった事が残念でならない。

長文になってしまいスマソ。文才ゼロなんで勘弁してください。
あくまで自分がなんとなく不思議に思った出来事だったんで・・・。

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