第715話 小さな手

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
853 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/01/23(月) 22:28:07 ID:+jVq8MC00
俺の母ちゃんが体験した出来事を話しましょう。

いつもの様に夕飯の買出しに母ちゃんがスーパーへ向かう途中、
区役所の出張所のビルの下へ差し掛かった時、不意に足首を
子供の様な小さな手で掴まれ、ビクッとして立ち止まった。

すると、母ちゃんからスレスレの所に、大きな段ボール箱が落ちて
きたという。書類が詰まった段ボール箱はかなりの重さで、そのまま
立ち止まらずに進んでいたら頭を直撃していたという。
ビルの5階から誤って落としたそうで、当たっていたらただ事では
済まなかったろう。俺は話を聞いて憤慨したが、母ちゃんは無事だった
事に感謝して、生まれ得なかった俺の兄姉の水子供養の位牌に
手を合わせていました。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

『第715話 小さな手』へのコメント

  1. 名前:名無し 投稿日:2011/04/10(日) 20:09:07 ID:fbfe71b17

    ええ話や

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/05/12(木) 13:53:27 ID:ebc62ffc8

    危機一髪助かって、位牌に手を合わすようなお母さんを持って幸せだな。そういう気持ちは大事だと思う。そんなお母さんだから「兄姉の水子」に助けられたのだろうな。