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第727話 ドッペルゲンガー(9)

67 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/02/04(土) 00:52:32 ID:kqA9kuyuO
誰もいない…
書き込むならイマノウチ…

何年か前の事。
当時仲良くしていたひよっこ女優さんに
「今度のお芝居、観に来てね(はぁと)」
と誘われた。
そのお芝居、ちいさな劇場で少人数でやるもので、
仕事というより趣味に近いものだった。
観客が三十人も入れば満席という小劇場でのお芝居だった。

分けます

68 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/02/04(土) 01:00:52 ID:kqA9kuyuO
そのお芝居は
正直あまり趣味では無かったんだけど、
友達以上恋人未満な関係でもあったので、
最終日に観に行く事を約束した。
交わした約束に彼女も満足そうだった。

ところが。

69 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/02/04(土) 01:09:14 ID:kqA9kuyuO
当日、やむにやまれぬ事情があって、観に行けなかった。
当時、彼女は携帯を持っておらず、
その日、舞台を終えて打ち上げに参加した彼女に
連絡する事はできなかった。
ちなみに彼女は実家に住んでいたので、
家の方に掛けるのも躊躇ってしまった。
(親父さんが怖い人なのだ)

長くてごめん、まだ続く

71 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/02/04(土) 01:22:59 ID:kqA9kuyuO
翌日、彼女に会う機会があった。
謝ろうとすると、こちらの顔を見た彼女、
開口一番「昨日はありがとう!でも、折角観に来てくれたなら
楽屋に顔出してくれたら良かったのに」
と満面の笑み。
聞けば、開演前に舞台袖から見た所、
最前列にどっかり座っていたという。俺が。
俺自身かなり目立つ特徴があるし、
彼女が見間違える可能性はかなり低い。
それに開場前にも
他のメンバーが俺を見かけたというし…

しばらく嘘つき扱いされますた
(´・ω・`)
他に実害は無かったが不思議な体験でした。

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