- 252 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/02/13(月) 09:38:44 ID:BSRH48IU0
- 小学校中学年の夏。
父親が会社の同僚とキャンプに行くというので、私もついて行った。
そのキャンプには父の同僚の娘姉妹やら父の部下の若い女性やらも参加していたため
遊び相手には困らず、楽しい時間が過ごせた。
キャンプ場所は海だったので(テントも海岸に立てた。今思えばちょっと危ない気もするけど…。)
最初は海に入って遊んでいたのだが、それに飽きたのか夕方頃からは海岸でボール遊びをやり始めた。ボール遊びを始めてすぐは普通だったんだけど、時間が経つにつれ、どうもおかしいことに気付いた。
自分を動かしているのは自分じゃない。そんな感覚が襲ってきた。
今ボールを追いかけながら笑っている自分は確かに居る。しかし私の意志によるものではない。
自分が動いているのをすぐ近くで見ているような、そんな感覚だった。
試しに動きを止めようとしてみても、何故か出来ない。おかしい。そこで記憶が途切れた。気がついたら一人で海岸につっ立っていた。周りには誰も居なかった。
腕時計で時間を確認すると、5時過ぎ。テントを覗くと皆寝ている。
それでもう朝だということがわかった。どうやら私の記憶が途切れている間にバーベキューをしたり花火をしたり怪談話をしたりと色々あったらしいが
やっぱりその間の記憶ははっきりしない。私に特に変わった様子は見られなかったらしいけど…。以上が私が体験したちょっと不思議だったことです。
後にも先にもこれと同じような体験はありませんでした。
記憶障害の一種なんですかね…まぁ特にこれといった害がなくてよかったです。