- 723 :本当にあった怖い名無し[sage] :2006/06/29(木) 21:16:10 ID:auqSD3XS0
- じじ犬じゃなくてごめん
小学生の頃二段ベットの下に寝ていた。
当時住んでたのは社宅で狭かったので、父のパソコンも同じ部屋にあった。
父がパソコンをやっている姿に「おやすみ」と声をかけて就寝。
しばらくして、何故か足が持ち上がる感じがした。でも同時に踵に布団の感触もある。
なんとなく「足」から「足」が抜け出てく感じ。
もしやこれが幽体離脱というやつか?とオカルト漫画で得た知識を思い出しワクワクしてた。
が、腰のあたりまで抜け出ていったあたりで段々怖くなってきて、父に助けを求めようとしたものの
声が出せず。でも体はどんどん抜けていく。
おまけに足首を誰かに掴まれているような気がしてきた。
必死にふんばって抵抗していたら「…ぅ」と声が洩れた。
そのとたん、ダンッと地面に叩きつけられたような衝撃が襲ってきて「うわっ」と悲鳴が洩れた。
その声を聞いた父に「どうした?」と言われ、ようやく我に返って足を見たら、足首にしっかり手の跡が。
恐怖よりなんだか安っぽい怪談のようだと妙に冷静に判断した自分、跡を訝しがる父を置いて今度こそ本当に寝た。
翌朝、その跡は消えていた。夢かと思ったが父も覚えていたので間違いではなさそうだ。いったいあれはなんだったのか未だにわからないんだよなぁ…