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第878話 ドッペルゲンガー(15)

616 :本当にあった怖い名無し :2006/10/06(金) 11:23:15 ID:a28WeXKa0
流れブッた切ってスマソm(_ _)m俺が未だに不可解なままでいる体験を一つ。まだ厨房の頃の話。ある朝登校すると女子の一人が、

「○○(俺の名前)ってA学院通ってんだぁ。」

と言ってきた。A学院とは近所の進学塾。
自慢じゃないが俺は当時成績も良く、実家がド貧乏だった事もあり、塾通いなんかしていない。

「通ってねぇよ。」

と言うと、昨日の夕方A学院から出てきた俺を見たという。人違いだと言っても、顔も見たし手も振ってきたという。

俺の地元は田舎なんで学区内の皆顔見知りだし、確に間違われようが無い。
でもその日のその時間は間違いなく家に居たんだが・・・

つづきます、長文スマソ。

617 :本当にあった怖い名無し :2006/10/06(金) 11:35:50 ID:Qb6YrN1J0
つづきです。その数週間後、近所に新しい古本屋が出来たとあって友人達と行ってみたところ、
店に入るなり店の親父がブチギレて走ってきた。

他の友人に目もくれず真っ直ぐ俺に向かってダッシュしてくる親父。そして突然俺に向かって、

「良くまた来れたな!!よしっ学校に連絡してやるっ!!」

はあっ?とか思ってるとあれよあれよという間に裏の事務所に連れてかれた。

「何すんだよ!クソじじいっ!!」

すると店の親父の話では、前の週の店のオープン初日に俺が来店。漫画からエ□本から万引きして逃走したという。

「んな事してねえよっ!俺今日初めて来たんだぞ!」

と言っても信じてくれないし友人達もだんだん疑いの眼差しに。

とりあえずと学校に連絡され担任が登場する事になった。

すんませんまだ続きます。

619 :本当にあった怖い名無し :2006/10/06(金) 11:51:55 ID:I2wzQH9w0
担任登場平謝り。しかし詳細聞いている内に担任も変な事に気付いた。「11月7日ですか?あれ?○○(俺の名)、その日ってお前工藤んちに居なかったか?」

そういえば、

その問題の日、俺と友人数人は文化祭の準備で工藤という友人宅に集まっており、親に行き先を告げて無かった友人の母親が

「娘の帰りが遅い」

と大騒ぎ。連絡網を使って担任が工藤の家に迎えに来た日だった。

「その万引き犯はこの子じゃないですね、時間的にも。私が証人です。」

と担任が言ってくれたが店の親父は納得行かず、担任と大喧嘩。

「じゃあコレ見てみなさいよ!」

と防犯ビデオ再生、映ってるのは顔こそ白黒で分かりづらいが、まさしく俺のようだった。

その後、「まぁ今回だけは」とお互い納得いかない感じでうやむやに。

しかしもう一人の俺は、この先更に登場しつづける。

620 :本当にあった怖い名無し :2006/10/06(金) 12:09:40 ID:xajeMpuB0
中3の時1コ上の女の先輩から電話が、「ねぇ、Kちゃんて娘知ってる?」

「いや、知らないすよ。」

「そう。何か隣のクラスの娘で昨日初めて喋ったんだけど、あたしの出身中学言ったらさ。○○君と一緒だ!ってアンタの名前言ってたんだよ。」

「へぇ、その人ドコ中すか?」

「ドコ中も何も県外から来た娘だよ。何か最近アンタから連絡無いって落ち込んでたよ?」

「知らねぇすよ(笑)可愛いんすか?その人。」

「本当に知らないの?!嘘だったらアンタ最低だよ!」

「何で怒ってんすか!!本当に知らないっすよ!!」

「本人、先月アンタにナンパされてヤッちゃったって言ってるんだけど。」

「はぁっ!!?」

もちろん身に覚えなんて無い。だから一回会わせてくれと言う事になった。

翌日そのKという女に会う。もちろん顔も見たこと無い、しかしタイプ。

そしたらKは俺の事詳しい詳しい、何でも知ってる。俺から直接聞いたといって泣きじゃくる。俺じゃないと言っても聞かない。

長文スマソ、次がオチです。

625 :本当にあった怖い名無し :2006/10/06(金) 12:22:41 ID:jqEsf8bv0
何とかKをなだめて、「とりあえずこれから交流深めていいお友達に。」

という事に。そんでそれからKとどんどん仲良くなって、俺が高校入った頃には

『もう一人の俺』話

も信じてくれるようにななり彼女みたいになってきた。

すると俺が高1の夏、コンビニのバイトしてる時に変な事が。

『スタッフおすすめ!』

ってカードに自分のプリクラ貼って商品とかに付けてたんだけど、その中の俺のプリクラだけ傷だらけに。

「誰だこんな事すんのは?」

ってはずしたらカードの裏に爪でひっかいたような文字が。

『あのおんなはおれがさいしょだったろうが』

それから間も無くKから別れを告げられました。理由を聞いたら、

「あなた達には関わりたくない。」

と言われました。

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