不可解・不思議体験まとめサイト【エニグマ】

第102話 ひな祭り

232 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/06/21 21:10
-父親から聞いた話-

私の父の実家は兵庫の山奥。段々畑の町。
古い家なので、厠は外にありました。

その日は3月3日雛祭り。

当時10才位の父が家族皆の夕食後、厠へ行こうと席を立ちました。
厠のある外に行くには畳の部屋(客間)の前を通らなければなりませんでした。
父は廊下を歩きながら、ふと畳の部屋を覗いたそうです。
畳の部屋は襖を常開にして、部屋二つ分の広さ。一番の奥には仏壇。
そして、その右隣に雛壇がありました。

父はその時、
滑るように歩き雛壇へ帰る、雛人形をみたそうです。

モバイルバージョンを終了