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第1003話 雪に埋まった携帯電話

80 : ◆6OYj7rpbfw :2007/08/27(月) 04:46:34 ID:ySkerND5O
今までで一番気味の悪かった話を投下。今から約五年程前の冬、携帯電話を無くした。
懸命に探したが見つからなかった為、諦めかけた時に知り合いの兄ちゃんが「これお前の?」って携帯を返してくれた。雪の中に埋まってたらしい。
何時間もの間雪の中に埋まっていたというのに、携帯は普通に使えた。
とりあえずメールとか着信とか確認してみたところ、隣町の家電からと思われる知らない番号からの着信が立て続けに数件。
そして留守電にメッセージが二つ入ってた。訳がわからなかったが、とりあえず聞いてみる事に。
ここからは文才無いから上手く表現出来ないかもしれんけど‥。

一つ目のメッセージは最初一分くらい無言で、何かの機械音?とテレビの音?など、が少し聞こえるだけだった。
何これ?いたずら電話かなーとか思ってたら、いきなり「グア゛ォオオオ!!」と何者かがハンパじゃない音量で叫んだ。
初めて聞いた種類の声だった。
人間と獣の声が半々くらいで混じったような。FFに出てくるイフリートみたいなイメージの声。地獄からの雄叫びって感じだった。
どっちにしても、人間が出せる声じゃなかった。
後に親にもメッセージを聞いてもらったが、青ざめて「気持ち悪い」と一言。
二つ目は、再生した瞬間、「イガア゛ア゛ア゛オ!!」とまた同じ声の主が叫んだ。
あまりの気味の悪さに恐怖感よりも怒りの方がまさってたので、履歴に残ってた番号にかけ直した。
すると、ちょっと頭イッてる感じのばあさんが電話に出て、お話にならなかった。
その後、そのばあさんからは約三ヶ月間にわたり頻繁に電話がきた。
しょぼい携帯だったから着信拒否も出来なかったので精神的にかなりやられた。
長文失礼した。

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