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第1103話 お皿さん

622 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/03/27(木) 21:24:11 ID:WY+6cuEGO
うちの娘たちはときどき
「おさらさん(お皿さん?)がねー、お歌教えてくれたの」
といって、おそらく聞いたことがないはずの懐メロを歌いだす。
うちにそういったCDはないし、まさか保育園で教わるはずはないだろうから、
どこで聞いてくるのやらサッパリだ。歌番組なんか見ないし……。
長女はアルフィーばかりだったが、次女はウルフルズも教わってくる。
「セーラー服を脱がさないで」も「お皿さん」のお気に入りらしい。
あと、2人とも君が代を完璧に歌えるようになった。
「テレビに天皇陛下たちが映ったら、立って君が代を歌うんだよ。ママ知らないでしょ。
天皇陛下いつもありがとう、大好きだから長生きしてね、っていうお歌なんだよ。
お皿さんがママと一緒に歌いなさいって言った」
お皿さんが右の人だということは分かった。

長女の奇行は「お皿さん」とのおしゃべりだけだったが、次女は「お皿さん」だけでなく
「変質者さん」にお手玉やあやとりを教わったりもしているようだ。
「変質者さん」の名前を次女から聞こうとしても、
「長くて変な名前だからよくわかんない。変質者さんて呼んでも怒られないよ」
次女曰く、「変質者さん」は説教くさい男の人で、私が出かけている間だけ台所に現れる。
今住んでいるマンションだけでなく実家でも出てくると言っていた。

関係あるのかわからないが、この間娘たちの箪笥の中身を衣替えしたら、
服の下から古い皿が出てきた。私が小学生のときに作ったやつ。
離婚した元夫に壊されて真っ二つになったはずなのにキズひとつない。
まあ、お気に入りの皿だったので戻ってきて良かったと思う。

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